今年はどうしたことでしょうか。例年ですと本来の七五三詣の日である15日を境にして、前半は8割、後半はいつも2割程度の参拝数になるのですが、今年は15日過ぎが多いんです。社会情勢などがいろいろ影響しているのでしょうか。
人の心理とは面白いもので、15日過ぎにしか予定がとれない方が電話で問い合わせしてまいりますと、やはり「お祝い事は早めに」という習慣は知っていて、問い合わせ口調もおそるおそる。当社は特に期限も設けておらず、毎日受け付けていますからいいのですが、いざ15日過ぎの土日などに参拝してみると、今年は特に大勢いらしてますから、おそるおそる問い合わせた方もホットと安心するのでしょうか。いやいや、安心されるだけならよいのですが、「過ぎてもいいんだ」というようには考えていただきたくないですね。本来15日だけの行事だったものが、今は10月初旬から11月15日前後にまで期間が広がり、さらに12月にまで広がったなら・・・。
まー、確かに、すでに本来の日を知らない若夫婦もちらほらおりますから、ここはひとつ、なんらかの働きかけが必要な時期なのかもしれません。日本の良き習慣を守る何かが。