山茱萸(さんしゅゆ)が見頃です
ご参拝の方が、しばしば山椒と間違える名前ですが、「庭のサンショの・・・」の山椒ではありません。ミズキ科です。当社境内には1本しかありません。本来は根元付近からも枝がたくさん伸びて、生垣にできるような木ですが、当社の山茱萸はテラスのようになっています。
それはどういうことか?!
と申しますと、たくさんある梅も同様なのですが、神社と言えばお祭り。お祭りと言えば露店。秋祭りには150店あまりが境内を埋め尽くします。その露店の屋根に邪魔になってはまずいので、とりあえず下枝は取り去られます。さらに、山茱萸は本来、上へ上へと伸びる木なので春あたりから盛んに新芽が空を目指します。しかし、神主は所詮神主。造園屋さんみたいな道具もありませんから、あんまり高くなられても手入れができません。というわけで上に伸びる枝もカット。かくしてテラス型に。