豊後系が咲き始めると加賀も少しずつ散り始めます。
実生(境内でできた梅の実を発芽させて育てた株)のこれは豊後系ですが違う花粉もミックスされた様子で、咢は豊後の勞謙同様に赤みが強いわりに花弁はピンクではなく純白です。白加賀とのミックスでしょうか。花弁が白く、横に真っ直ぐ広げずに丸まって咲くので、仮に「白玉豊後」と呼んでいます。
月別アーカイブ: 2016年2月
梅便り 如月21日
梅便り 如月20日
梅便り 如月13日
梅便り 如月11日
建国記念日の今日、風もやさしく穏やかな祝日です。境内の梅も見頃になってまいりました。手水舎脇の結衣(小梅)と塒出錦は満開です。隣の月影も花数が増えてきました。西日に照らされて、梅の花は裏側から見てもなかなか素敵です。
小梅はたくさん花をつけますから賑やかですね。蜜を吸いにメジロがせわしくつつくので、時折花びらが舞います。
塒出錦は果実同様に蜜も渋いのでしょうか。メジロたちは好まないようです。
境内で白加賀の株数が多いのは、当社の神紋が加賀梅鉢だからです。20株ほどあるでしょうか。見頃は来週あたりかと思います。
上の白加賀と比べてみてください。月影は青軸系緑咢に属していて、咢の色も緑です。それが透けて前から見ると淡い黄緑が白い花弁に映って、独特の個性を醸しています。
ほんの短い期間ですが、日本人は命がみなぎって吹きだしてくる春の入口が大好きです。もうすぐそこまで来ていますね。梅ではありませんがミズキ科の山茱萸(さんしゅゆ)も堅い蕾を開き始めたようです。
シナマンサク
梅便り 如月7日
三寒四温と言われますが、ここ数日は寒い日のほうが多いように感じられますね。地球規模の偏西風の蛇行の影響が大きいようですが、午前中には石垣島の上をミサイルが通過したり、空の上は騒がしいようです。
鳥居の右側の思いのままが数輪開きましたが、紅白に咲き分けるのは今しばらく先のようです。
車両出入口側の玉垣沿いに去年移植した梅は、実生つまり飛梅に他の花粉がついてできた種から発芽したものですから、飛梅に比べて花弁がやや薄く小さ目で、咲く時期も飛梅より早咲きです。1月下旬に開き始めるので「薄羽睦月」と命名しました。
また神輿庫裏に移植した加賀系の梅も実生なので、やはり他の梅の花粉がついて新たなDNAを取り込んだようです。白加賀より花が一回り小粒です。
まだ二輪ですが月影も咲きました。原種に近く赤い色素を持たないため、茎やガクが緑色です。青軸系緑咢という仲間で、地味ですが白さが際立つ種類です。
節分祭斎行
飛梅が数輪ほころんだ晴天の3日。節分祭を斎行いたしました。豆打ち行事は午後に3回。年男年女はそれぞれ裃を着用して神前で奉告祭を行い、当たりクジ入りの福豆をゲットしようと大勢の氏子崇敬者が待ち構える神楽殿へ移動。太鼓の合図で威勢よく新年の幸福や安全の祈りを込めながら豆まきを行いました。
景品は御神酒、毛布、醤油、サラダ油、米、砂糖などの単品の他に、トートバッグやホックスティッシュ、菓子、マグカップなどの日用雑貨が詰め込まれた福袋、合せて730個。豆は拾えたけど当たりクジは入ってなかったとくやしがる人もいましたが、「健康で節分行事に今年も参加できたことが何よりの幸せなんですよ。」と慰めてあげました。
梅便り 如月3日
旧社殿前の飛梅がようやく開き始めました。
年の節目
明日は立春。暦の上では春ですが、例年一番冷え込みが厳しい時でもあります。それでも、境内の梅は日毎に花を増やし、ミツマタもビロードのような花をゆっくりと開いてきました。片隅には瑞々しいふきのとうが顔を出していました。
今日、午後には節分の豆打ち行事が3回行われます。午前中から氏子総代の方々や町田天神太鼓のメンバーが来て準備に追われています。
では節分祭のご報告は後程・・・。