草木便り 弥生8日

当社の梅は概ねキノコ型です。秋の大祭には100店ほどの夜店が出るため下枝は払います。素人である我々が手入れをするため上に伸びる枝は伐ります。するとキノコ型になっていきます。稲荷社脇の山茱萸(サンシュユ)も、本来は幹の根元からたくさんの枝を出し、通常なら外観はロウソクの炎の形みたいになりますが、梅同様に手入れするためキノコ型になっています。秋祭りで夜店の屋根が当たれば、かわいそうだけど枝を伐ります。
ミズキ科の山茱萸は秋にグミのような赤い実をつけます。これで作った果実酒は薬効があるとされていますが、決して美味しいとは言えません。美味しくないです。花は今が盛期で、よくよく見るとなんともコミカルな形です。この時期は

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しばしお稲荷さんは梅と山茱萸を左右に見ながらお和みいただきます。

梅便り 弥生8日

いよいよ楊貴妃が見頃になってきました。梅から桜へのバトンタッチも間近です。とは言っても当社の境内には小さな富士桜が1本だけです。神社境内に桜はつきものだと勘違いしている人も多いようで、来週あたりから会社のリクレーション部宴会総務課花見場所取り係新人さんが問い合わせてくることでしょう。「花見できますかー?」 「梅は終わりましたが、もしかして桜ですか?」(と、わかってて言う) 「え? 桜、無いんですか?」 「はい、うちの境内には桜はありません。」 というやりとり、これも当社の年中行事かもしれません。新人さん頑張れ!!

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