鳥居改修工事のご報告

このたび防災対策のため、御影石の鳥居の柱だけを残して、笠木と貫を軽量のものに付け替えることといたしました。かねてより3.11に際しての現地の鳥居被害について調べてまいりましたが、石鳥居のほとんどは激震でも柱が倒れることはないということでした。笠木や貫部分は真ん中で繋いであるものが多く、倒壊してしまった例が多かったようです。当社の笠木も中央でつなげているため、数トンの御影石が落下するのは確実だと推測されます。そこで、乗っている笠木と貫部分だけを外して、塩化ビニール製に取り換えることとしました。建ててから50年を経過した当社の鳥居ですが、3.11の震度5強の揺れでもジョイント部分が割れて破片が落ちていました。参拝者の多い時に激震に見舞われたならどれほどの死傷者が出るのかと、想像するだけで恐ろしいことです。工事は3月から4月に予定しています。ご参拝の皆様には少しの間ご迷惑をお掛け致しますが、何卒ご理解をお願い申し上げます。

梅便り 平成29丁酉歳如月14日

私ごとですが、世の中がチョコレートでざわめき出すと母方の祖母を想います。今日は祖母の命日。鮮やかな黄色い水仙が咲き並ぶと祖母の笑顔が偲ばれます。だからこそ、地球規模の気候変動が案じられます。命日を知らせてくれる水仙の咲く時期が大きくずれるようなことが起こっては困ります。
今年は梅の開花も昨年より2週間ほど早くて心配でしたが、1月後半から急に冷え込む日が多くなり、遅咲きの梅は昨年と同じくらいの開花時期になっています。寒波は好きではありませんが、少しほっとしています。
旧社殿前の飛梅と社殿東側の枝垂れ梅(満月枝垂れ)が良い頃になってきました。