梅便り 令和3年如月27日

緊急事態宣言の段階的解除がリバウンドを呼ばないかどうか心配なところです。天気予報と同じで未来予想ですから難解ですが、経済と命、そもそも天秤にかける対象ではないものを計っているような気がします。
今日は冷たい風が吹き荒れて、早咲きの梅の花吹雪は横向きに飛ばされています。
鳥居脇の「思いのまま」が満開とな

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りました。遠目には白く見えますが、近寄ると赤い花がちらほらと混じっています。参拝の折には探してみてください。
社殿東側のしだれ梅(満月枝垂れ)と出世稲荷脇のミズキ科の山茱萸(サンシュユ)も見頃です。

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梅便り 令和3年如月20日

新型コロナウイルスが騒がれ始めてからとうとう1年になります。感染者数や重症者数は減少傾向にあるものの、そのペースが鈍化してきていることや、亡くなられる方が多いことなどから、単に濃厚接触者を追跡しなくなったことで減少しているだけで、実は目を見張るほど減っていないのかもしれませんね。
境内には2株の「思いのまま」があります。1株は神符授与所前の古木で、これは奉納者(故人)が思いのままだと言って奉納したもので、実際若木の時にはピンクと白に咲き分けておりましたが、半世紀余りを経過して全てが淡いピンクになってしまいました。つまり、一社の故実による思いのままです。一方、鳥居脇にある思いのままは品種名です。当初は大きな盆栽だったものを

数年前に地植えしたところ、水を得た魚の如く育っています。今年もようやく見頃を迎えつつあります。名の通り思いのままに白と濃いピンク色に咲き分けるのが特徴ですが、やはり先祖返りでしょうか、次第に赤い花の数は減って、葉にピンクの絞り模様が入ったものや、全体に薄いピンクになった花が多くなっています。八重咲きで華やかですが、いずれ全部薄いピンクになるのでしょうか。

梅便り 令和3年如月13日

咲き始めると慌ただしくなります。塒出錦(とやでにしき)と隣の月影が見頃になってきました。塒出錦がピンクの八重で賑やか。塒(とや)はねぐらとも読み、鳥の休息場所のようなやさしい意味を持ちます。青軸系の月影は一重で咢も緑色のため白が際立ちます。赤い色素の遺伝子を持っていない原種に近い梅です。

梅便り 令和3年如月12日

東京ではようやく新規感染者数も500を下回るようになり、当社の自粛態勢も緩和する方向で検討が始まっています。ただしワクチン接種の動向や気の緩みによる次の波を考えると、なんとも不確実な終息への歩みで、慌てず騒がず慎重にというところでしょうか。
境内の梅が順次見頃を迎えようとしています。思いのままや白加賀に遅れて、蝶の羽重ねもちらほら開花しています。赤い八重咲きでひときわ目立つ鹿児島紅は、去年大きくなりすぎた幹をばっさり抓めたので、今年は花が少ししかついていないのが残念です。

梅便り 令和3年如月2日

いよいよ緊急事態宣言も延長となるようです。経済の保護に舵をき

塒出錦

って対策が後手に回ったツケでしょうか。

思いのまま(鶯宿)

124年ぶりに節分が1日早くなった今日、密が避けられないため節分行事は中止となった静かな境内では、加賀や小梅の花数が少しずつ増え、思いのままや塒出錦(とや

でのにしき)もようやくほころんで参りました。