今日は3月並の暖かさになり、遅咲きの梅たちが春と間違えないかと心配です。去年同様に開花が早過ぎて、受粉の仕事をする虫たちが間に合わなかったことが梅の実の不作につながりましたから。今年は去年より早咲きになっていますから、梅の収穫は期待できないかもしれません。
塒出錦(とやでにしき)に隣の月影が追いつきました。月影は青軸系緑咢という種類で、赤い色素が少なくガクが黄緑色ですから、白梅の中でも白が際立ちます。塒出錦と枝を交えると尚鮮やかです。
投稿者「宮司」のアーカイブ
梅便り 平成29丁酉歳睦月22日
梅便り 平成29年丁酉歳睦月19日
蠟梅は概ね例年通り咲いていますが、梅は季節の変化に敏感なようです。当社には10種類ほどの梅がありますが、今年は1月初旬の温かさで開花が2週間近く早まってしまっています。蠟梅と梅の花が咲き揃うのは初めてではないでしょうか。
当社には2種類の「思いのまま」があります。一つは鳥居脇にあり、まだ植えて数年です。これは市販されている思いのままという品種で、花は八重で一輪すべてが紅梅や白梅だったり、白梅の花弁が一部だけ赤かったりと、色のさしかたが様々です。この梅は遅咲きで、2月初旬頃に咲くと思います。
もう1株は植えて数十年を経て老木になりつつある思いのままで当社の故実による命名です。近隣の信仰者より奉納された時には紅白に咲き分けていましたので、この梅をオリジナルの絵馬にデザインしました。ところが、奉納者が高齢になり参拝もままならなくなるにつれ、不思議なことに咲き分けの色が次第に薄くなっていきました。今は当時の咲き分けの名残が少し観られるくらいです。わずかな色合いの違いがわかるでしょうか。
梅便り 平成29丁酉歳睦月17日
梅便り 平成29年丁酉歳睦月8日
梅便り 28年12月30日
七五三が落ち着くと瞬く間に年の瀬になるように感じます。今年も残すところ明日一日だけ。明日の午後5時から斎行される師走おおはらへと茅の輪神事の準備も万全です。今日は総代さんたちが三が日用の特設賽銭箱の組み立てを奉仕してくれました。
ちょうど昨年の暮れに当社の梅が早咲きしてしまいタウン誌に報じられましたが、今年はお隣の菅原神社の紅梅が早咲きして報じられていました。当社の梅は背丈が1メートル足らずで鳥居前の階段の傍らでひっそりとたたずんでいます。勿論今年も早咲きでしたが、去年よりも花の数が多いのが気にかかります。地球の環境がますます変わって来ているのではないでしょうか。手放しでおめでたいとも言っていられないのかもしれませんね。
地球が、世界が、日本が、そして皆様の生活が、より良いものになりますよう祈念申し上げます。どうか皆様良いお年をお迎えください。
平成28年秋季例大祭斎行
神輿修理完了
平成4年に新調して24年担いだ宮神輿の大掛かりな修理が終わり、大安の今日半年ぶりに浅草の宮本卯之助商店より戻ってきました。芯の柱を太くしたり、四隅に柱を追加したりで、前より重くなったとのことですが、それを聞いて喜ぶ神輿関係者もいて、神社のために渡御を奉仕してくれる愛すべき神輿バカたちです。同時に駒札をこれまでの白木のものから黒漆塗りの金文字にして新調。古くから差し金を使う職人さんたちが組織している講「町田聖徳太子奉賛会」が奉納してくれました。字は名誉宮司が書いた以前のものを映して製作しました。秋の例大祭は来週の土日です。あとは天気の不安だけです。ただでさえ降雨率の高い当社の例祭。神輿の担ぎ手のことを考慮して近年は本来の縁日25日に近い土日にスライドしていますが、今年は奇しくも土日が本来の日にあたりました。台風がうろうろしていますから気が気ではありません。初日は式典、二日目が神幸祭(神輿渡御)です。
東北復興支援金送金のご報告
夏越の祓いと茅の輪神事斎行
6月30日午後5時より恒例の夏越し大祓いと茅の輪神事を斎行いたしました。定刻より社殿で約80名が参加して大祓詞奏上。終了後茅の輪神事を行いました。不安定な天候が続いて当日も怪しい雲行きでしたが、雨の神様はこらえてくださったようです。神事が無事に終わり、その後総代会議が開かれ、散会後に翌日の骨董市に備えて茅の輪を移動した後に雨が降り出しました。雨の神様、本当にぎりぎりまでありがとうございました。
茅の輪神事はスサノオノミコトにあやかり、疫病除けとして京都の八坂神社(祇園社)で始まった行事でしたが、疫病がすなわち災い全般また穢れとして広く解釈されて全国の神社に広まってきました。当社も古くから併祭神としてスサノオノミコトをお祀りしておりましたが、茅の輪神事はまだ始めて4年ですから伝統行事の駆け出しといったところですが、それでも80名から100名の参加者にお集まりいただけるようになりました。ありがたいことです。