立春(旧正月)

ポカポカと温かく、まさに立春が春立つと書くような陽気。昨日は節分祭が賑やかに執り行われ、鬼打ちで厄を祓って清々しい気持ちで今日を迎えた人は少なくないはず。節分の豆まきが一般に流行する以前は、皇室の大晦日に行なわれる追儺の行事でした。やはり災厄を打ち払う意味で行われていましたが、撒いていたのは大豆に限らず穀類であったということです。これが庶民に伝わり手ごろな大豆が定着したということでしょう。もし、元旦も新暦(西洋歴)ではなく旧暦のままであったなら、大晦日に節分行事をして、翌日は初詣と忙しいことになっていたでしょう。明治以前は今日が新年元旦ですから、七草の素材も野で採ることができたのも、旧暦1月7日であったからです。無理やり新暦7日に七草といっても、野はまだ真冬ですから売っているもので間に合わせるしかありません。もう少し旧暦とうまく付き合わないと、日本人の季節感がずれていってしまうように思います。

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人間を一旦傍らに置いて考えれば、暦など関係のない草花は淡々と季節の変化に合わせて生きています。日本人の体内時計を草花に合わせていけば、本来の在るべき生き方に戻していけるような気がします。
境内では鹿児島紅と故実の思いのままが見頃です。飛梅も少しほころんできました。
真冬に頑張ってきた蝋梅を引継ぐように、シナマンサクの花がほどけて、ミツマタも外側からポツポツと開き始め、山茱萸(さんしゅゆ)も暖かな陽気に固い蕾を緩めています。

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さんしゅゆ

春は足早に

境内の梅もいよいよほころんでくるかと待ちわびていた先月末のこと、不覚にも流行り病に侵されてしまいました。宮司がタミフル飲みながら約1週間の軟禁状態でも、年頭の神社行事は淡々と行

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われていきます。今回は4名しかいない神職が私を含め2名インフルエンザにやられるという非常事態でした。太子講例祭と初天神祭を奉仕できなかったのは初めてのことです。

待ちわびていた梅たちも私が熱と闘っている間に次々と開花。時間が止まっていたのは私だけでした。2月に入り暖かな日が続いて、今日は初午。初午はお稲荷さんの年1回の例祭日です。毎年、初午と12日後の二の午には、件数こそ減ったものの数社のお稲荷さんを廻ります。林の中に佇む社もあれば、建物の屋上やベ

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ランダに鎮座する稲荷社もあります。例年、午前9時に当社境内の出世稲荷社を奉仕してから、会社や個人宅の稲荷社の奉仕に出掛けますが、今年は日の巡りで特に初午が早かったため、14日の二の午に集中しています。

梅便り 平成30年戊戌歳弥生14日

5月のような暖かさの今日、いよいよ当社境内の梅は最も遅咲きの2株、「楊貴妃」と「ふくらしぼり」が見頃になっています。来週には桜の開花予想も出ていて、特に寒さが厳しかった1月2月が嘘のようです。
楊貴妃は八重の紅梅で、確かに楊貴妃の衣を連想させる波打つ花弁が特徴的です。ふくらしぼりは豊後系の種から育てた実生で、私が勝手に命名しました。どの梅の花粉を受粉したのかわかりませんが。花弁が小型で一枚ずつ丸く巻いている上に少し色合いに絞りがあり、独特の個性を発揮しています。

楊貴妃

ふくらしぼり

梅便り 平成30年戊戌歳弥生11日

東北の震災より早7年、日待ち梅の販売も6年になったということですね。先が見えない原発の廃炉作業。被害を被った人々の心のケアも含めると、10年以上かかって50兆円が必要との試算も出ています。廃炉で出たゴミの処理方法も模索中で、100パーセント安全でないことが証明されてしまった原発を国は海外に輸出しようとしているなんて、常識的に考えられないことだと思いますがいかがでしょう。今年に入り、患者への負担もなく、副作用もなく、しかも安価で、末期がんを一日で治す治療法が発表され、再来年あたりから実用化されるということで、世間がざわつき始めていますが、放射能もたちどころに無力化するようなものが開発されたなら、私はその開発者を生き神様としてお祀りしたいと思います。被爆して甲状腺ガンの不安を抱える子どもたちの心が救われることが何よりです。
飛梅と枝垂れ梅が満開となりました。いよいよ開花を待つのは楊貴妃だけとなりました。ミズキ科の山茱萸とミツマタも負けじと満開です。

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梅便り 平成30戊戌歳如月27日

平昌五輪はスポーツの祭典に不要な政治が絡んで、メダル獲得数が多くて盛り上がったというのに、我々はともかくアスリートたちには後味が悪かったのではないでしょうか。次は中国。近年のオリンピックは財力のある国しか開催できない傾向が強く、もっと世界中が協力してエコ化できないものでしょうか。
ここ町田市は市長・市議選も重なって大騒ぎ。スポーツで市政を盛り上げようとしている候補者の選挙カーが、平昌五輪の放送を観ている時に近所に来ると「あれ?」って感じたのは私だけではないと思います。
境内の梅はいよいよ蝶の羽重ねや薄羽睦月が見頃になり、飛梅、豊後系が咲き始めています。ミズキ科の山茱萸(さんしゅゆ)もだいぶ膨らんできて、春も本番間近です。

薄羽睦月

蝶の羽重ね

豊後系労謙

山茱萸

梅便り 平成30年戊戌歳如月23日

次第に暖かい日が多くなってきたように感じますが、週明けには降雪の噂もちらほら。毎年一番早く咲く鹿児島紅や当社の故実による「思いのまま(鶯宿)」は、ようやく飛梅が数輪開き、まだ豊後系はほころんでもいないのに、もうちらほら花びらを舞い落し始めています。

思いのまま(鶯宿)を夜撮影

飛梅

手水舎裏のとやでにしき

梅便り 平成30戊戌歳如月15日

まだ来週には小雪の舞う日があるということですが、今日は暖かで風も無く穏やかな日でした。塒出錦(とやでにしき)や青軸系の月影、白加賀が見頃になってきました。見頃という言葉は、缶珈琲飲料の微糖という表現同様に規定があるわけではないので、各自の趣向に任せられます。私の見頃は三分咲きくらいを言います。梅の丸い蕾も含めて好みです。皆さんの見頃はどのあたりでしょうか。

白加賀

塒出錦

青軸系の月影

梅便り 平成30戊戌歳如月13日

ようやく寒さも緩みはじめた気配です。北陸から山形、秋田、青森は豪雪で大変です。今年は九州や鳥取、四国でも例年にない積雪で、いつもより春の待ち遠しい日本列島です。
境内の梅も寒波の影響で、株によっては1ヶ月近く開花が遅れている梅もあります。ようやく薄羽睦月がほころびました。名前とは裏腹に開花は如月になってしまいました。思いのまま(鶯宿)はピンクの花がそろそろ見頃になってきました。

薄羽睦月

思いのまま(鶯宿)