いよいよ豊後系の開花が始まり、鳥居前が賑やかになっています。
同じ豊後系の八重西王もどっしりとして花をつけています。数年前に根本から倒れた親木の種から育てたので、まだ3メートルほどしかありませんが、花は毎年つけるようになりました。実をつけるのは、あと数年かかるかもしれません。
出世稲荷社脇の山茱萸(サンシュユ)も盛期を迎えています。
いよいよ豊後系の開花が始まり、鳥居前が賑やかになっています。
同じ豊後系の八重西王もどっしりとして花をつけています。数年前に根本から倒れた親木の種から育てたので、まだ3メートルほどしかありませんが、花は毎年つけるようになりました。実をつけるのは、あと数年かかるかもしれません。
出世稲荷社脇の山茱萸(サンシュユ)も盛期を迎えています。
ある冊子に1月14日に開かれた歌会始の儀での天皇皇后両陛下御歌が披露されていました。どれも素晴らしい御歌ですが、中でも感銘を受けたのが皇后陛下の御歌。
おほかたの枯葉は枝に残りつつ今日まんさくの花ひとつ咲く
まんさくの名の由来は、北国の厳しい冬が終わる頃、雪をかぶった枯れたような枝から鮮やかな黄色い花を吹き出し、春の到来をいち早く知らせることから、「先ず咲く」がなまって「まんさく」になったと言われています。当社境内の自宅の庭にまんさくの木があり、毎年二月初旬頃から花を吹き出します。まさに皇后陛下のお詠みになられたように、まんさくは去年の葉を枯れたままたくさんつけて越冬します。
先週、東京では久しぶりの時ならぬ積雪がありましたが、雪が乗っても枯葉は落ちず、私は毎年「この枯葉には何か残る理由があるのだろうか」と不思議に感じていました。皇后陛下の観察力と、短い歌に春の到来の嬉しさを盛り込んだ表現の的確さに感銘させていただいた次第です。すでに当社のまんさくは満開になっています。
梅便り
予報通り暖かくなった今日、気温は20度を上回り春一番が吹き荒れています。明日はまた肌寒くなるとのことで、三寒四温、こうやって春の訪れを感じていくのでしょう。
旧社殿脇の半しだれの白加賀もほどよくなってきました。
社殿東側の満月枝垂れ(みつげつしだれ)はようやくほころび始めです。
足元の小さなオオイヌノフグリさえ春を知らせているようです。
二の午も過ぎ、いよいよ春めいてきました。先週は時ならぬ降雪があったり落ち着かない天候でしたが、今週末に向けて気温が上がってくるそうです。一方、ニュージーランドでは大惨事が起きてしまいました。亡くなられた方々のご冥福と、生存している方々の一刻も早い救出ができますようお祈り致します。ニュージーランドはわが国と同様、プレートの交わる場所の上にある国とのことですから、決して他人事と片付けられません。
飛梅が見頃を迎えました。明るい場所へ移植してから数年、ようやく元気になってきました。
早咲きの白梅が開花。白加賀といわれてきたようですが、花の大きさ、開花時期、実の大きさや形が違う白梅が何本かあります。それぞれに味わいがあって楽しめます。八重咲き小輪の蝶の羽重ねも数えるほどですが咲きはじめています。
暮れからずっと晴天続きで境内が埃っぽくなっています。気温は低いのですが、日照時間が長いせいでしょうか、10日以上早く「思いのまま(鶯宿)」がほころび始めました。
お正月の賑わいも落ち着き、早くも節分の仕度にかかろうとしています。
梅便り
23年卯年の新春はすこぶる穏やかで、年末年始に大雪に見舞われた地方の方々には申し訳なく思ってしまうほど。晴れ続きのせいか、今年は特に梅の開花が早く、当社境内の加賀系の白梅と鹿児島紅がちらほらほころび始めました。
近隣地域より遅れて咲きはじめた蝋梅と同時期になったのは初めてのことです。
楊貴妃がほころびはじめました
一雨毎に春めいてきます。境内の梅も豊後系は満開で賑やかです。毎年最も遅い紅梅の楊貴妃がいくつか開きました。あいにくこの木は丈が高く、近くで愛でることがなかなかできません。濃い目のピンクの花びらがなまめかしく波打ち、まさに楊貴妃という名にふさわしいかと思われます。
梅開花情報
ふっくらと力強い豊後系が見頃を迎えました。
豊後系の八重西王(やえさいおう)もようやく開花。牡丹桜のような重い花です。
旧社殿東側の豊後には、大好物の蜜を求めて、つがいのメジロが忙しそうに枝を渡っています。
社殿脇の満月枝垂れ(みつげつしだれ)と出世稲荷社脇の山茱萸(さんしゅゆ)も見頃です。
青軸系の月影、塒出錦(とやでのにしき)が見頃になってきました。
日当りの良い旧社殿脇に移植して2年目の飛梅は、まだまだ枝ぶりは元通りになっていませんが、八重のふっくらした花をつけはじめました。