鳥居改修工事のご報告

このたび防災対策のため、御影石の鳥居の柱だけを残して、笠木と貫を軽量のものに付け替えることといたしました。かねてより3.11に際しての現地の鳥居被害について調べてまいりましたが、石鳥居のほとんどは激震でも柱が倒れることはないということでした。笠木や貫部分は真ん中で繋いであるものが多く、倒壊してしまった例が多かったようです。当社の笠木も中央でつなげているため、数トンの御影石が落下するのは確実だと推測されます。そこで、乗っている笠木と貫部分だけを外して、塩化ビニール製に取り換えることとしました。建ててから50年を経過した当社の鳥居ですが、3.11の震度5強の揺れでもジョイント部分が割れて破片が落ちていました。参拝者の多い時に激震に見舞われたならどれほどの死傷者が出るのかと、想像するだけで恐ろしいことです。工事は3月から4月に予定しています。ご参拝の皆様には少しの間ご迷惑をお掛け致しますが、何卒ご理解をお願い申し上げます。

平成28年秋季例大祭斎行

相次ぐ台風が日本各地に被害をもたらした今年の夏から初秋、当社例大祭の直前にも台風が秋雨前線を刺激して、お隣の住吉神社例祭が降雨に見舞われ、楽しみにしていた地域の子どもたちはさぞがっかりしたことでしょう。
当社例大祭も初日はあいにくの雨で、私も氏子総代の皆さんと一緒に9町内会の神酒所のお祓いで巡りましたが、装束がほどよく濡れて戻ってまいりました。夜には雨があがり、夜中の御霊遷し(非公開)から神輿組みと順調に進みました。
二日目の神幸祭は時折陽も射す蒸し暑い日となり、神輿の氏子区域巡幸は滞りなく斎行することが叶いました。0001

秋季例大祭迫る

酷暑の盛夏を過ぎたものの、まるで梅雨が戻ってきたようなすっきりしない天候が多いように感じます。世界陸上ではスポーツが平和の象徴とばかりに盛り上がりを見せる一方で、打開策の見えないイスラム圏の情勢、韓国と北朝鮮間の緊迫など世界は不安定です。多国と国境を接しない島国の平和ボケ日本と言われようが、不完全ながらも治安がよく、衣食住に不自由のないこの国の平和をひたすら祈るばかりです。
さて、当社秋季例大祭は9月26日(土)27日(日)に斎行されます。初日の式典は10時より。式後は「町田天神太鼓」の和太鼓奉納、夕方からは「国指定無形文化財稲城山本社中の里神楽」も奉納されます。二日目は宮神輿が原町田の氏子区域を一日かけて巡る神幸祭。担ぎ手は各町内会の揃い半纏を着て奉仕します。お囃子は二日間「小野路囃子連」が奉仕致します。H27poster 巡幸コース図H27-一般配布用

茅の輪作り

梅雨明けも近づく6月25日、30日に斎行される夏越し大祓への準備で氏子総代の皆さんが茅の輪作りを奉仕しました。大祓へは午後5時より殿内で斎行されます。その後、神職を先頭に茅の輪をくぐり、半年間で蓄積した罪穢れを反省と感謝の念を込めつつ浄化していきます。最後に神前でお祓いした人型の形代を参加者全員で火にくべて焚き上げます。
形代は社頭で差し上げております。中の人型の紙に名前を書き、息を吹きかけて初穂料(金額はお気持ちで)と共に入れて、6月30日午後4時30分までにお持ち下さい。
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梅便り2/22

春一番の話も聞かれるようになり、梅の枝をせわしなく異動して蜜をついばむメジロも心なしか機敏になってきたように見えます。神符授与所前の思いのままは5分先を過ぎたあたりでしょうか。毎日のように梅を楽しみに参拝される方がおいでになります。皆さん、さぞ首が疲れるのではないでしょうか。当社境内の梅は見上げなければなりません。目の高さで見られる梅はほとんどありません。これは9月の例大祭があるからです。境内の出店は約100店前後。この狭い境内で迷子が出るほどひしめきます。そのため、梅だけでなく、ほとんどの樹木は下枝がありません。出店の天幕がぶつからない高さに合わせています。ミズキ科の山茱萸(さんしゅゆ)も普通なら幹の根本付近から上方向に枝を伸ばす木ですが、下枝をはらい、しかも真上に伸びる枝もカットするため、全体がキノコ型になっていきます。
例大祭は年1回。木々にしたら迷惑かもしれませんが、狭い神社で生きる木々の定めとあきらめてもらうしか。R0014297 R0014301 R0014308 R0014311

節分祭斎行

好天に恵まれた3日。節分祭の豆まき行事が行われました。福男福女が威勢よく福豆を投げ、集まった参拝者は今年の福をつかもうと大賑わい。当たりクジ入りをキャッチしてお酒や米をうれしそうに持ち帰る人たちも。
明日は立春、確実に春の足音が聞こえてきます。1978677_661122890676817_8336860319175055465_n R0013814

参拝作法

新年を迎え大勢の方々がお参りにおいでになり、神様もさぞお喜びのことと思います。
さて皆様はどのようにお参りされているでしょうか。ここで神社の基本的な参拝作法についてお話をいたします。一般的な「2拝2拍手1拝」はご存知かと思いますが、これはほぼ全国共通です。厳密に申し上げますと、「拝」は両手を膝の上付近に下げて顎をひき背中が地面と平行になる90度の状態を表します。そのスピードは下げる際、上げる際にそれぞれ1呼吸、3秒くらいが適当かと思われます。これも、下げるのは神様に対する礼で上げるのは単に戻す作法ですから、上げる方は少し早くても良いと思います。まず「拝」を2回、次に肘を楽な状態にして胸の高さくらいで両手を合せ、右手を1関節だけ下にずらし、肩幅程度に開いて2回打ちます。手を再び腿のあたりに下ろし、最後の1拝をします。
この作法の前後にも心がけていただきたいことがあります。まず参拝する位置に進む際には、参道は真ん中を外して進んで下さい。位置についたら軽く会釈してから拝礼しましょう。この時も真ん中を少し外すことで謙譲の意を表します。ただし、非常に混雑しているときや参道が細い時など中央を外すのが困難な場合もありますが、そんな状況は神様のほうがよくお分かりですから大丈夫です。また、鳥居をくぐるときと帰るときにも会釈をしましょう。どうしても参道の中央線を渡らなければならないときは、渡る時だけ少し頭を低くします。
さあ、ここで一つ問題が。一連の作法の中には手を合わせて祈る時間がありません。ではいつ祈るのか。それは最初の「拝」から最後の「拝」までの作法の最中に心を静かにして祈るのです。日本人はどうしても手を合わせたまま祈る作法が自然に身についていますが、これは仏教などの作法が浸透しているためです。
では皆様、大きな神社でも森の中にある祠(ほこら)であっても、この参拝作法は同じです。神様に大きさなどありません。作法を間違えて咎めるようなこともしませんから、心がけてお参りしましょう。

夏越のおおはらへと茅の輪神事斎行

平成26年も半年が経過。
夏越のおおはらへと茅の輪神事を斎行いたしました。茅の輪神事は今年で4年目という当社ではまだ歴史のない行事ですが、毎年参列者が増えて、今年は100人以上が茅の輪をくぐりました。今年の密かな企画は井桁に組んだ檜の棒。昨年、国土環境という会社に依頼して本殿や旧社殿に施したファイヤーレターデント防燃水をこれに浸み込ませて、延焼するかどうかの実験を兼ねていたこと。焦げてはいるものの見事に延焼せずに残って一安心。これで御社殿も大丈夫と確信しました。R0012869 R0012887 R0012901 R0012907

駐車場舗装工事完了

不安定な天候の6月、工事中断を余儀なくされることしばしば。
ようやく最終日にラインがひかれて車止めが取り付けられて一カ月を要した工事が完了しました。楠木の根によって均しても均しても水たまりができた駐車場が平坦になりました。
これで参宮橋からスロープで来れば、車椅子の方も社殿前まで安全に行けます。
あとは、224号線沿いのペデストリアンデッキが参宮橋まで延びれば、
駅から神社まで横断歩道を渡ることなく参拝できるようになるのですが・・・。R0012872

夜間参拝用賽銭箱

夜間参拝用賽銭箱を設置いたしました。七五三シーズンから正月にかけては、社殿前にスロープをつけるために閉門できず、この期間は夜間でも賽銭箱の前まで進むことができますが、防犯上は甘い状態になっています。この期間以外は夕方から朝まで閉門して施錠するため、夜間に参拝された方はお賽銭を数メートル投げて入れるしかなく、入らずにこぼれたお賽銭を狙って賽銭泥棒も頻発していました。そこで門に賽銭箱を取り付けることを思いつき、ようやく設置することが叶いました。これで、夜に訪れる方もお賽銭を確実に入れることができる上、賽銭泥棒も少なくなってくれると思います。R0012264