令和3年秋季例大祭 幟立て

迷走した末に九州、四国、南紀を突き抜けた台風一過の今日、空は晴れわたり汗ばむほどの好天。昨年に続き縮小して斎行される秋季例大祭を来週に控え、神職だけで幟を掲揚しました。年に一度の神様をお祝いする日、宮神輿巡幸や境内を埋める出店も中止となり、参列人数を制限しての式典だけ予定されています。それでも決して式の内容は厳粛に、お供え物はいつも通り豪華にします。祝詞は去年同様に「コロナの早期終息祈願詞」が加えられます。
青空にはためく幟を見上げ、囃子が賑やかに祭を知らせ、各町内会が神輿を担ぎ渡し、境内に100店余りの露店がひしめき、神楽殿で神楽や和太鼓が披露される、当たり前だった一昨年までの祭りに早く戻るよう祈るばかりです。

令和二年秋季例大祭当日

コロナ禍の今年、様々な行事や社務が縮小され、本日斎行される例大祭式典も参列者は氏子総代と正副祭典委員長のみ。本来なら60名余りが参列する式典もソーシャルディスタンスぎりぎりの11名です。例年なら狭い境内に100店がひしめき、迷子が出るほどの混雑になりますが、今年はいつもの静かな境内です。そして明日の神幸祭(神輿巡幸)もできず、各町内会は神酒所を設けません。
夜店もなく神輿も出ないとなれば「お祭は無い」と思われてしまうのは残念です。お祭は年に一度の御祭神のお祝いの日です。式典は粛々と斎行されます。境内で準備する店のざわめきもなく、静かに斎行されますが、式の進行、神饌物はいつも通りです。ただし私が奏上する祝詞は少し違います。例大祭の祭詞にコロナウイルス終息の祈願詞が追加されます。
いざ本番の日を迎えると、余りの静けさにわかっていても夢のように感じてしまいます。当社の例大祭は彼岸中、いつものように境内には彼岸花があちこちに咲き誇ります。それもまた、大賑わいの祭となれば、神輿を見物しようと玉垣に詰め寄る人垣に少なからずつぶされたりしますが、今年は安心して満開になろうとしています。皮肉なものです。秋雨に濡れる萩がゆれています。当社祭礼の名物「雨の天神様」だけは健在なようです。

平成28年秋季例大祭斎行

相次ぐ台風が日本各地に被害をもたらした今年の夏から初秋、当社例大祭の直前にも台風が秋雨前線を刺激して、お隣の住吉神社例祭が降雨に見舞われ、楽しみにしていた地域の子どもたちはさぞがっかりしたことでしょう。
当社例大祭も初日はあいにくの雨で、私も氏子総代の皆さんと一緒に9町内会の神酒所のお祓いで巡りましたが、装束がほどよく濡れて戻ってまいりました。夜には雨があがり、夜中の御霊遷し(非公開)から神輿組みと順調に進みました。
二日目の神幸祭は時折陽も射す蒸し暑い日となり、神輿の氏子区域巡幸は滞りなく斎行することが叶いました。0001

神輿修理完了

平成4年に新調して24年担いだ宮神輿の大掛かりな修理が終わり、大安の今日半年ぶりに浅草の宮本卯之助商店より戻ってきました。芯の柱を太くしたり、四隅に柱を追加したりで、前より重くなったとのことですが、それを聞いて喜ぶ神輿関係者もいて、神社のために渡御を奉仕してくれる愛すべき神輿バカたちです。同時に駒札をこれまでの白木のものから黒漆塗りの金文字にして新調。古くから差し金を使う職人さんたちが組織している講「町田聖徳太子奉賛会」が奉納してくれました。字は名誉宮司が書いた以前のものを映して製作しました。秋の例大祭は来週の土日です。あとは天気の不安だけです。ただでさえ降雨率の高い当社の例祭。神輿の担ぎ手のことを考慮して近年は本来の縁日25日に近い土日にスライドしていますが、今年は奇しくも土日が本来の日にあたりました。台風がうろうろしていますから気が気ではありません。初日は式典、二日目が神幸祭(神輿渡御)です。

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中学生の職場体験

毎年この時期は地元中学の生徒が市内の店舗や事業所で仕事をする職場体験が5日間実施されます。当社でも毎年5人ほど受け入れています。今年は女の子5人。裏方の様々な仕事をしてもらいました。今日は宮神輿の掃除。埃を取り去ってピカピカになった宮神輿は浅草の専門業者にお願いして、久しぶりの大修理のため明日から何ヶ月か預けることになっています。綺麗にして引き渡せるのは気持ちが良いものです。グッドタイミングでした。id-254868508

秋季例大祭迫る

酷暑の盛夏を過ぎたものの、まるで梅雨が戻ってきたようなすっきりしない天候が多いように感じます。世界陸上ではスポーツが平和の象徴とばかりに盛り上がりを見せる一方で、打開策の見えないイスラム圏の情勢、韓国と北朝鮮間の緊迫など世界は不安定です。多国と国境を接しない島国の平和ボケ日本と言われようが、不完全ながらも治安がよく、衣食住に不自由のないこの国の平和をひたすら祈るばかりです。
さて、当社秋季例大祭は9月26日(土)27日(日)に斎行されます。初日の式典は10時より。式後は「町田天神太鼓」の和太鼓奉納、夕方からは「国指定無形文化財稲城山本社中の里神楽」も奉納されます。二日目は宮神輿が原町田の氏子区域を一日かけて巡る神幸祭。担ぎ手は各町内会の揃い半纏を着て奉仕します。お囃子は二日間「小野路囃子連」が奉仕致します。H27poster 巡幸コース図H27-一般配布用

梅便り2/22

春一番の話も聞かれるようになり、梅の枝をせわしなく異動して蜜をついばむメジロも心なしか機敏になってきたように見えます。神符授与所前の思いのままは5分先を過ぎたあたりでしょうか。毎日のように梅を楽しみに参拝される方がおいでになります。皆さん、さぞ首が疲れるのではないでしょうか。当社境内の梅は見上げなければなりません。目の高さで見られる梅はほとんどありません。これは9月の例大祭があるからです。境内の出店は約100店前後。この狭い境内で迷子が出るほどひしめきます。そのため、梅だけでなく、ほとんどの樹木は下枝がありません。出店の天幕がぶつからない高さに合わせています。ミズキ科の山茱萸(さんしゅゆ)も普通なら幹の根本付近から上方向に枝を伸ばす木ですが、下枝をはらい、しかも真上に伸びる枝もカットするため、全体がキノコ型になっていきます。
例大祭は年1回。木々にしたら迷惑かもしれませんが、狭い神社で生きる木々の定めとあきらめてもらうしか。R0014297 R0014301 R0014308 R0014311

秋季例大祭迫る

例大祭ポスター2013

平成25年秋季例大祭が今週末に迫りました。21日10時より例祭式典、午後に奉納太鼓、夕方より神楽の奉納があります。22日は午前9時半から午後6時まで、宮神輿が氏子町内を巡幸致します。また各町内会の神輿や引き太鼓もくりだして賑わいます。両日共に露店は約100店舗。車での参詣は勿論できませんが、バイクや自転車での参拝も控え、できるだけ徒歩でおいでくださいますようお願い致します。

平成24年秋季例大祭

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秋季例大祭斎行迫る

本年は9月22日(土)、23日(日)に執り行われます。初日は10時より式典、午後2時30分より天神太鼓の奉納和太鼓、午後5時半より稲城山本社中による神楽奉納。二日目の神輿渡御は、朝9時半から夕方6時まで、氏子区域(原町田と中町1・2丁目)を巡ります。境内ではファンクションファミリーのダンスも披露されます。キッズの生意気なダンスは必見です。 両日ともに、この狭い境内に90〜100店の夜店がでます。とにかく天候だけが心配です。 今年のポスターも私(宮司)のデザインです。デジカメの連写で撮った数十年(?)に一度の金環日食を入れ込んでシンプルに作ってみました。

残念なお知らせ

宮神輿巡幸見送り決定

多くの方が楽しみにしていた宮神輿の巡幸ですが、残念ながら諸事情により本年は斎行を見送ることとなりました。神社での式典や神楽奉納、芝居上演などは例年通り行なわれます。祭典終了後には、来年の巡幸実現に向けて話し合いが持たれる予定です。