東京でも染井吉野の開花が始まり、とうとうバトンタッチになりました。辛うじて今年も楊貴妃が持ち堪えていますが、渡る風が枝を揺らすたびに花吹雪を舞わせるます。今度は淡い新緑を愛でてあげましょう。
「梅」カテゴリーアーカイブ
梅便り 弥生20日
一番遅咲きの梅の続報です。接近して観察しました。小粒の花はしわがあって椀型になるからか花弁が離れています。雄しべは他の梅に比べると短いほうです。ピンク色の入り方がチーク(頬紅)を思わせます。花弁の筋の部分はピンクが濃いようです。もう少し成長して安定した時に、どんな花をつけているか楽しみです。
梅便り 弥生18日
梅便り 弥生8日
いよいよ楊貴妃が見頃になってきました。梅から桜へのバトンタッチも間近です。とは言っても当社の境内には小さな富士桜が1本だけです。神社境内に桜はつきものだと勘違いしている人も多いようで、来週あたりから会社のリクレーション部宴会総務課花見場所取り係新人さんが問い合わせてくることでしょう。「花見できますかー?」 「梅は終わりましたが、もしかして桜ですか?」(と、わかってて言う) 「え? 桜、無いんですか?」 「はい、うちの境内には桜はありません。」 というやりとり、これも当社の年中行事かもしれません。新人さん頑張れ!!
梅便り 弥生5日
雛祭りの節句が過ぎて、だいぶ暖かな日が多くなりましたね。花粉もピークで困りますが、晩には冷え込むこともありますから着る物にも悩みますね、
桜前線の情報が聞こえるようになると、境内の梅もいよいよ終盤です。旧社殿の東側では豊後が賑やかに満開を迎え、遅咲きの楊貴妃が咲き始めています。
梅便り 如月26日
梅便り 如月21日
梅便り 如月20日
梅便り 如月13日
梅便り 如月11日
建国記念日の今日、風もやさしく穏やかな祝日です。境内の梅も見頃になってまいりました。手水舎脇の結衣(小梅)と塒出錦は満開です。隣の月影も花数が増えてきました。西日に照らされて、梅の花は裏側から見てもなかなか素敵です。
小梅はたくさん花をつけますから賑やかですね。蜜を吸いにメジロがせわしくつつくので、時折花びらが舞います。
塒出錦は果実同様に蜜も渋いのでしょうか。メジロたちは好まないようです。
境内で白加賀の株数が多いのは、当社の神紋が加賀梅鉢だからです。20株ほどあるでしょうか。見頃は来週あたりかと思います。
上の白加賀と比べてみてください。月影は青軸系緑咢に属していて、咢の色も緑です。それが透けて前から見ると淡い黄緑が白い花弁に映って、独特の個性を醸しています。
ほんの短い期間ですが、日本人は命がみなぎって吹きだしてくる春の入口が大好きです。もうすぐそこまで来ていますね。梅ではありませんがミズキ科の山茱萸(さんしゅゆ)も堅い蕾を開き始めたようです。