三寒四温と言われますが、ここ数日は寒い日のほうが多いように感じられますね。地球規模の偏西風の蛇行の影響が大きいようですが、午前中には石垣島の上をミサイルが通過したり、空の上は騒がしいようです。
鳥居の右側の思いのままが数輪開きましたが、紅白に咲き分けるのは今しばらく先のようです。
車両出入口側の玉垣沿いに去年移植した梅は、実生つまり飛梅に他の花粉がついてできた種から発芽したものですから、飛梅に比べて花弁がやや薄く小さ目で、咲く時期も飛梅より早咲きです。1月下旬に開き始めるので「薄羽睦月」と命名しました。
また神輿庫裏に移植した加賀系の梅も実生なので、やはり他の梅の花粉がついて新たなDNAを取り込んだようです。白加賀より花が一回り小粒です。
まだ二輪ですが月影も咲きました。原種に近く赤い色素を持たないため、茎やガクが緑色です。青軸系緑咢という仲間で、地味ですが白さが際立つ種類です。
「梅」カテゴリーアーカイブ
梅便り 如月3日
旧社殿前の飛梅がようやく開き始めました。
年の節目
明日は立春。暦の上では春ですが、例年一番冷え込みが厳しい時でもあります。それでも、境内の梅は日毎に花を増やし、ミツマタもビロードのような花をゆっくりと開いてきました。片隅には瑞々しいふきのとうが顔を出していました。
今日、午後には節分の豆打ち行事が3回行われます。午前中から氏子総代の方々や町田天神太鼓のメンバーが来て準備に追われています。
では節分祭のご報告は後程・・・。
梅便り 睦月28日
梅便り 1/25
梅便り 睦月23日
梅便り 睦月16日
小梅(結衣)、塒出錦(とやでにしき)が開きました。桜の開花宣言が一株に5輪という決まりがあるようですから、もう少しというところですね。小梅を結衣(ゆい)と命名したのは私です。甲州最小など小梅を調査しましたが、やはり実生だから交雑種になっていて同定できませんでしたから。実が小さいだけでなく、花弁が尖っているのも小梅の特徴です。毎年たくさん結実するので梅干しにしています。
塒出錦は花梅です。実もできますが花梨の渋さより強烈で、梅干しや梅酒には不向きです。もし柿渋と共通なら干し柿のようにすれば甘くなるのかもしれないと思いつつ、甘いものが苦手な私はチャレンジに至っていません。楕円形の実が結実すると二つがくっついているのが多く、私は仲良し梅とも呼んでいます。
日待ち梅続報
開花を待ちきれず、メジロが枝を渡るようになりました。3.11の震災から5年になろうとしています。復興支援のために作った「日待ち梅」の販売も継続して4年半です。新年に入ってからも大勢の方にお買い求めいただきました。本当にありがとうございます。3.11以降も国内では各所で自然災害が起こっていますが、東北の復興はまだまだです。あれから何回か神社関係の参拝旅行などで岩手や宮城・福島へ赴きましたが、津波で何もなくなった海岸部の景色が当然のことながら新しい建物が並んでいるのを見るにつけて、長い営みの歴史も一変させられてしまったというもの悲しさが感じられます。微力ですが気持ちの中で風化させずに関わっていきたいと思います。
境内の梅は次々にちらほらとほころびはじめています。日待ち梅が紫外線を浴びて変色すると早咲きの鹿児島紅の赤に近いですね。