梅が開花
6日、東京では人騒がせな雪予報。1月14日にまとまって降られたからなお身構えて、世間ではレインブーツや雪かき用スコップが飛ぶように売れ、・・・でもせっかく買ったのに、この冬は用無しになってしまったかも。きちんと仕舞っておきましょう、東京・神奈川の皆様。
さて、少しずつ暖かな日が多くなってきます。当社境内でもようやく梅がほころび始めました。順当に冬至梅系の白梅と鹿児島紅が咲き始めました。
東北支援第2弾 いよいよ新年元旦より販売開始
「日待ち梅」
お日様にあたると白梅がたちまち紅梅に変わるUVビーズ素材使用
お日様を待つかわいい根付の利益は義捐金にします。
被災した人々が、お日様と共にごく当たり前の生活を送ることのできる日が
本当の復興の日です。その復興の日を待つという願いも込めて日待ち梅と名づけました。
価格 500円
郵送ご希望の方はブログメニューにある「日待ち梅」お申し込みフォームに必要事項をご記入の上、申し込みください。振込専用用紙を添えて送付させていただきます。
尚、郵送の場合には、郵送手数料を含めてお支払いいただきますのでご容赦ください。
事務的な作業が不慣れですので、多少お時間がかかるかと存じますが、なるべく敏速に対応できるよう努力いたします。多くの皆様のご協力をお願い申し上げます。
大震災後より義捐金集めのために販売している竹炭の飾り物も、 当初のような売れ行きは失せています。 かれこれ50~60万円ほどは送金できたが、 陸前高田市の窯で焼かれた炭で作られているのが売りだったのに、 その現地があろうことか線量が高くなってしまい、 もう現地の竹で作ることができないため、 在庫が切れたら終わりという悲しいことになってしまいました。(T.T) くやしいです。陸前高田市のほうが東京より原発から遠いのに、線量が基準値を上回るなんて・・・。
支援の動きは日ごとにトーンダウンしていくのは仕方の無いことと 分かっていても、とりあえず自分の中では風化させたくない。
そこで
夏場より進めていた第二弾の企画。 その名も「日待ち梅」 。 未来、つまり明日の朝陽を待つという意味と、 被災地の人々が同じように毎朝を迎える幸せを感じられる日、 生活面も精神面でも復興の日を待つという意味をかけて・・・。
朝陽を待つ意味はもうひとつ。製品は当社の社紋である加賀梅鉢の根付。
これが日に当たると
ほーら(^o^)
数秒で白梅が紅梅に。めでたいでしょ(⌒‐⌒) 素材は紫外線に反応するUVビーズ素材。
とかく紫外線は女性の肌の敵なんて言われてますが、 まったく遮断するとそれも人間の体には良くない。 ほどほどが良いんです。 それに、日本の神様たちの中心である太陽神「あまてらすおおみかみ様」が、あたかも女性の敵とされるのは困るし、 そもそも天照大神様は女性神ですしね。
それに、庚申の日に集まって、眠らずに朝を迎える「庚申待ち」の習俗も 「日待ち」って呼ばれてますから、これもややこしいかもしれませんが、
・・・・・まぁーいいかな。(^^;
とにかく、梅の型は以前巫女さんのバイトに来てた娘が ジュエリーデザイナーをしてるので、銀で製作してもらい、 台紙も職員とあーだこーだ話し合ってデザインし、 中国なら半値でできるところをあえて国産にして、 いよいよ新年元旦から500円で販売開始予定です。(;^_^A
もちろん利益は義捐金。 元手がかなりかかってるだけに、失敗したらどーしよう(^^;
えーい、かまうものかー(`´)
今月中には2000個納品されちゃいますから。
皆様よろしくーo(><)o
見頃間近です
ようやく春めいてまいりました。境内の梅の見頃は3月にずれこみました。冬至梅系の白梅と鹿児島紅がぼちぼちです。他はまだ一分から三分咲きといったところです。
冬至梅系の白梅、品種は特定できていません。特徴としては、花はやや小さめで、花つきの数が非常に多く、実は中型でやや楕円形。梅干にすると多少苦味があり不向きです。
鹿児島紅 黒っぽい赤色です。実はまばらにつきますが、大きくなりません。例年なら最も早咲きですが、今年は寒さにおじけづいたのか、二番手でした。
思いのまま と、当社では呼ばれていて、オリジナル絵馬のデザインにもなっていますが、調べたら「鶯宿(おうしゅく)か「真鶴(まなづる)」という種類のようです。本来の思いのままは八重咲きで、花びらの一部に赤い線が入るなどの特徴がありますが、当社のものは八重でもなく、赤い線もなく・・・。ただし、数十年前に奉納された頃には、白花とピンクの花に咲き分けていたことから「思いのまま」と名づけられたとか。今は老木となり、一律ピンクになってしまいました。
思いのまま開花
とはいうもののまだ3輪です。また、加賀系も何本かほころび始め、ひとつ、またひとつと日毎に花を増やしています。当社には社紋の加賀梅にちなんでか、加賀系の梅が多いんです。ただし、微妙に花期が違ったり、花や実の大きさや形が違ったり・・・。おそらく気合を入れて調べれば違う種類なんだと思います。しかし、日本の梅の品種は600〜2000種といういい加減な数。どーよ、これ。梅は人工交配は勿論自然交配もあるらしいから、特定が難しいらしく、その証拠に、各地の梅園などのホームページを見ると、そこの地名が名前についているケースも少なくない。それはその地で作った新種の場合を除けば、つまり、調査しても特定できないと素敵な命名がされてしまうということ。こうして品種は増え続けるのだから、誰か手に負えなくなる前に、基本的な200種程度をきっちり図鑑にしてくれないものだろうか。
思いのまま(鶯宿) 加賀系白梅 例年なら一番咲きの鹿児島紅、寒波の影響か今年は2番咲き。
ようやく開花
今年は寒かったーo(><)o 例年なら節分の頃には鹿児島紅が咲きはじめてるのに、今年はその順番も変わって、ようやく加賀系の梅が一輪ほころびました。いよいよ、梅便りの始まりです。
宮司イチオシの青軸系月影はまだまだのようです。
日本がんばれ
大きな地震だったから、日本の国土の小ささを痛感しましたね。とにかく今は、風評に流されず、自分に今できることをするしかありません。当社は幸い石燈籠に亀裂が入った程度でした。計画停電も東京の反省材料です。福島で作られた電気は福島では使わず、東京で使われているという事実もふまえ、湯水のように電気を使い放題で依存しすぎていたこれまでを反省しなければいけません。
当社の5月の飯綱山王祭も、鳴り物を自粛して、復興祈願を含めた式典だけにしてはという流れになっています。
いよいよ最後の楊貴妃が盛期を迎えました。加賀や豊後はすっかり終わっています。青空に映え、花びらは優雅に波打ち、枝先の花は小粒で淡く、楊貴妃の名がふさわしいと感じます。
境内の梅はやがて新緑を吹き出します。春が確実に来ます。がんばれ日本です。