梅の花便りは終了しましたが、

桜祭りがあちこちで行なわれている頃、境内では早咲きの梅たちが実を膨らませ始めています。梅は一般的に実り年が隔年と言われる中、小梅は知らん顔で毎年たくさんの実をつけます。派手な桜の花見も日本ならではですが、産毛を纏った梅の実を眺めるのも、春を感じるのに趣があって良いものです。

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梅開花情報

楊貴妃が開花

当社境内では最も遅咲きの梅「楊貴妃」が開花しはじめました。その名のように、八重咲きの上品なピンクの花びらが波うち、今風に表現すればちょっとセレブな花。

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 この梅が終わる頃、世間は桜の便り一色になってくる時期を迎えますが、残念ながら当社には桜は1本もありません。梅の新緑を楽しむ季節になります。

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追悼の梅

豊後系が見頃を迎えています。開花としてはまだ五分程度ですが、豊後系統の労謙や八重西王はふっくらとした蕾も楽しめます。写真の梅は神社の近くに永くお住まいの上田氏より奉納された豊後。今年は長らく入院されていて、やさしいお顔で梅を眺める姿も見られないまま、先日お亡くなりになってしまわれました。本日通夜が営まれます。ですから、今年は追悼の梅となり、天国から眺めていらっしゃることを思うばかりです。

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梅開花情報

梅の一輪が開くたび、春も誘われてやって来るのかもしれません。鹿児島紅は3分咲き、それを冬至梅が追いかけています。品種としては冬至梅で間違いないと思われるのですが、冬至の頃には到底咲きません。接ぎ木した台木の性質も受け継いでいるのでしょう。小梅と塒出錦(とやでのにしき)はまだたった一輪です。冷たい雨に驚いていることでしょう。

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