開花

雪の節分も終えて、いよいよ梅の開花が始まりました。

 狙い済まされたかのように節分は雪になりました。鬼の最後の抵抗でしょうか。東京ならではの中途半端な降雪は、足元がシャーベット状でとても迷惑。それでも、多くの参詣で賑わい、盛況のうちに無事終了いたしました。

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まるで待ちかねていたかのように、早咲きの梅が立春の快晴の下、わずかですがほころんできました。鶯宿(おおしゅく)、鹿児島紅、小梅系の加賀などです。一番待ちかねていたのは、蜜を楽しみにしていたメジロでしょうか。早く咲けとばかりに、あちこちで甲高い済んだ声で鳴いています。

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節分間近です

いよいよ節分祭、春近し

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 念頭とされる期間もいよいよ節分で一区切りです。節分祭に向けての準備も整ってきました。福を招き鬼(災い)を追い払うのはご存知だと思います。節分祭の意味はその他にもあります。子年の年男年女はそれだけで福を持っていると言われ、大勢の人たちにその福を蒔く豆と共に分け与えるのも節分祭です。

 神社で行う節分祭では「鬼は外」と言いません。そりゃそうでしょ。神聖な御神域に鬼などいるわけがありません。神社にいらっしゃるのは神様だけですから。

さてさて、年男年女が蒔く当りクジ入りの豆も準備が進んでいます。当るのはお米や醤油、サラダ油などの他に、ラップや日用雑貨、菓子などが入った福袋です。当っても「使わないなー」というような物が入っていたとしても、福豆を拾えたオマケだと思えば、それはそれで楽しいではありませんか。 豆は年齢プラス1個の数だけ食べると、また1年健康に過ごせると言われます。では3個なら3年健康? (-_-;)まさかね。欲張るとろくなことがありません。1年ずつ着実に生きなさいということですね。私は、豆の袋詰め作業を覗いては、もう年の数の3倍くらい食べてしまい、もう当分いらないかなと・・・(^.^;。

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節分とは本来、立春、立夏、立秋、立冬の前日を示し、季節の節目として4回あります。その中で、新年最初の節分2月3日だけがクローズアップされてきました。災いを追い払う行事としては、室町時代に宮中で行われていた「追儺祭(ついなさい)」や「鬼追い(おにやらい)」が民間に伝わって流行、慣習として定着したものです。では。なぜ豆なのか。果実や穀物には霊力があるとされていて、神前に捧げた豆を蒔くことにより、霊力の備わった豆が災いを追い払うのに最適だとしたものと思われます。 ヒイラギにイワシの頭をつけて飾るのも、イワシの臭気で邪悪なものを防ぐ意味があると思われます。ドラキュラにニンニクというのもありますから、原初的な信仰は、国を違えても似ているところはあるようです。

七五三シーズンです。

秋祭りが終わると、七五三の参拝が増えてきます。本来七五三は11月15日に行う行事です。ところが、最近は貸し衣装屋さんや写真屋さんの予約の都合というのがあって、15日集中というわけにはいかないようです。

七五三祝いのお子様に差し上げる記念品の準備に追われています。

楠木枝おろし


10年に一度?

楠木枝おろし

 当社楠木は参道をはさむ4本が言うなれば親木。大宰府天満宮の大楠にちなんで約40年前に腕くらいの太さのを植樹。それが現在は幹の太さ直径1.5m、高さ25mにもなっている。楠は成長がすこぶる速いが、大雪や台風などにはめっぽう弱い。直径30センチくらいの枝がねばりなく折れる。そのかわり、常緑でこんもりとした鎮守の森らしさをかもし出してくれる上に、防虫成分も持っているため虫がつかない。

 しかし、横に張り出した枝が折れると危険ということで、カラスの巣を駆除するついでに大掛かりな枝おろしとなった。クレーン車2台を駆使しての作業は、あと1週間ほど続く予定。こんもりした緑に戻るには2〜3年はかかるだろうが、これも参拝者の安全のため、仕方がないこと。