松の内も今日まで。明日からお正月飾りをお持ちになる方が大勢おみえになります。当社では明日から役員さんが危険物や不燃物が納められないよう仕分けをしながら、14日のどんど焼きまで交代で詰めます。監視の目が届かない三が日のお焚き上げでは、元旦に何者かが入れてしまった未開封のビンが破裂して、火にあたっていた女性が怪我をしてしまうという不幸な出来事が起こってしまいました。1年間飾っていたお札などを袋ごと火に投げ入れる人も多く、二度とこのようなことが起
きないようチェック体制を強化しても限界があり、来年からは三が日のお焚き上げは行わないことになるでしょう。
境内の梅は車両出入口脇の薄羽睦月が開花しました。御祭神菅原道真公縁の飛梅(とびうめ)の種から発芽して育った亜種ですから、特徴はとても似ていますが、開花時期が一番早くなったこと、花が少し小さめなこと、花弁が薄いこと、幹の成長が早いことなど、飛梅とは性格が違います。
これから約10種ほどの梅が桜の開花直前まで次々に咲いてゆきます。今年こそ、災害のない一年を祈りつつ、さしあたっては穏やかな春を梅たちとともに待ちましょう。
梅便り 令和七乙巳年皐月二十六日
梅雨前線が蛇行して沖縄より九州の方が早く梅雨入りしたり、五月に猛暑日が記録されたりと、地球の健康状態は依然芳しくないないようです。去年あたりから当社境内の梅、特に加賀系が5月の猛暑日に大量の落果。まだ収穫するには未熟だと
いうのに、おびただしい量が一晩で落ちました。これも異常気象が原因でしょうか。
鳥居の前には箱根空木(ハコネウツギ)が咲いています。箱根空木は箱根だけにあったものではなく全国にあり、偶然箱根にあったから名づけられたらしいです。お墓に植えられたり、お骨拾いの箸に加工される(?)からと、縁起の悪いウツギとされている紅空木(ベニウツギ)がありますが、箱根空木は紅白に咲き分けるので区別できます。また、白い花のヤマウツギは渓谷などで目を惹きますが、梅雨入り前に開花するため梅雨を予感させるような五月の雨で花が濡れ、ヤマウツギがうなだれている様子のことを「卯の花くたし」と云い、この時期の季語になっています。地球環境が変化していく中で、季節を表した日本固有の季語も天気に合致しなくなってしまうのでしょうか。
花便り 令和七乙巳年卯月五日
梅便り花便り 令和七乙巳年弥生二十六日
桜の開花が報じられ、カリンやコガクウツギの新芽や蕾が吹きだす春、各地で相次ぐ山林火災、花粉に黄砂と、決してうららかな春にうかつに深呼吸もできない。今日はここ町田市は28度という夏日予想。今からこんな気温では、夏は一体どうなるのやら。梅はもう淡い毛に包まれた実ができている。
一般的な赤い椿は藪椿、山椿などの総称。幹、葉、種はそれぞれ有用で、花も天ぷらなどで食べられる優れもの。大船渡も椿が有名。相当な数の椿が灰になってしまったことだろう。山茶花は花びらがハラハラと散るのに対して、椿の散り方は、花が丸ごとひとつ落ちるから、縁起が悪いとして病室には飾らない。我々にとっては、丸ごと落ちる水分の多い花は風に流れにくいから掃除には有難い。椿の足元にあるコガクウツギは若葉を吹きだしたばかりだけれど、落ちた椿の花が乗ってお洒落をしているようにも見える。花梨は若葉と蕾が同時に出てくるが、もう独特な薄紅色の花が、閉じた傘のように巻かれている。








