梅便り 平成29年丁酉歳如月27日

二の午を過ぎると愈々弥生の春がすぐそこです。寒暖の差が激しい今年の年頭でしたが、皆様体調を崩されたりしていないでしょうか。
境内の梅も遅咲きの豊後系労謙がボリュームのある花をひしめかせています。おもいのままや社殿脇の枝垂れ梅も満開です。出世稲荷社前はミズキ科の山茱萸(さんしゅゆ)が朱の鳥居と絶妙なコントラストです。藪椿と三又も負けじと開き始めました。

梅便り 平成29年丁酉歳如月18日

春の陽気が一転して春一番の大嵐、そして今日は再び2月に逆戻りとせわしない天候のこの頃ですが、三寒四温、じっくりと春めいてくるようです。
いよいよ豊後系の梅が咲き始めています。鳥居前の労謙はまだ1分咲きですが、思いのままは5分咲きです。稲荷社の両脇も加賀、豊後、山茱萸が咲いて賑やかです。

鳥居改修工事のご報告

このたび防災対策のため、御影石の鳥居の柱だけを残して、笠木と貫を軽量のものに付け替えることといたしました。かねてより3.11に際しての現地の鳥居被害について調べてまいりましたが、石鳥居のほとんどは激震でも柱が倒れることはないということでした。笠木や貫部分は真ん中で繋いであるものが多く、倒壊してしまった例が多かったようです。当社の笠木も中央でつなげているため、数トンの御影石が落下するのは確実だと推測されます。そこで、乗っている笠木と貫部分だけを外して、塩化ビニール製に取り換えることとしました。建ててから50年を経過した当社の鳥居ですが、3.11の震度5強の揺れでもジョイント部分が割れて破片が落ちていました。参拝者の多い時に激震に見舞われたならどれほどの死傷者が出るのかと、想像するだけで恐ろしいことです。工事は3月から4月に予定しています。ご参拝の皆様には少しの間ご迷惑をお掛け致しますが、何卒ご理解をお願い申し上げます。

梅便り 平成29丁酉歳如月14日

私ごとですが、世の中がチョコレートでざわめき出すと母方の祖母を想います。今日は祖母の命日。鮮やかな黄色い水仙が咲き並ぶと祖母の笑顔が偲ばれます。だからこそ、地球規模の気候変動が案じられます。命日を知らせてくれる水仙の咲く時期が大きくずれるようなことが起こっては困ります。
今年は梅の開花も昨年より2週間ほど早くて心配でしたが、1月後半から急に冷え込む日が多くなり、遅咲きの梅は昨年と同じくらいの開花時期になっています。寒波は好きではありませんが、少しほっとしています。
旧社殿前の飛梅と社殿東側の枝垂れ梅(満月枝垂れ)が良い頃になってきました。

梅便り 平成29丁酉歳如月5日

今日は好天から下りとの予報、埃も少し収まるのではないでしょうか。境内の梅は白加賀と蝶の羽重ねが見頃になっています。蝶の羽重ねは小粒の八重咲きで、花によって少し薄桃色で可愛らしい咲き方です。散り始めた結衣(小梅)の枝ではメジロがせわしなく蜜をつついています。

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