暖かくなってまいりました

 だいぶ春らしくなってまいりました。参拝者の服装も軽めになってきます。ただし、当社ではあまり軽すぎても困ります。道徳的なレベルとして規定を設けています。

 裸足、ジャージ、ノースリーブ、ショートパンツなどは昇殿をご遠慮いただいてます。これに関しては時折参拝者からクレームもいただきます。「なぜ?」「どうして?」 道徳的に考えてみてください。あなたがもし、会社の上司のお宅へ何かお願い事があって出かけるとする。そのとき、あなたはジャージやショートパンツ、素足で行きますか?それで願い事を了承してもらえますか? しかもあなたは神様にお願い事をしに来てるんですよ。と、こんな感じで説明します。

 祈願料も然りです。子どもにお年玉をあげる時でさえ小さな袋に入れたりするのに、まるで商品を買うかのように神様に裸の現金を出すなんておかしいじゃないですか。当社では必ず神前に祈願料を供えて式を行いますので、包んでいただくことを基本としています。

 とにかく服装に関しては、ショートパンツやジャージよりも、ファッション化している女性の素足がダントツに多くなっています。近所のコンビニは夏になるとストッキングや靴下が売れているはずです。あわてて買いに行ってますから。熨斗袋もそうですが、ストッキングや靴下まで神社で売るようになったら、それこそ商売神社になってしまいますよね。日本の道徳は守っていきたいです。

梅の開花情報 -来週以降が見頃-

今年は10日遅れ

八重唐梅(やえとうばい)は4分先、蝶の羽二重は2分、飛梅、小梅、白加賀、思いのまま、塒出錦(とやでにしき)などは咲き始め


梅の品種を特定するのは難解。八重唐梅も八重寒紅と区別がつけにくい。「思いのまま」に至っては、当社でそう呼ぶだけであって、実は一般的な「思いのまま」とは別種。おそらく真鶴か鶯宿(おおしゅく)かと思われる。

ただし、何かしらの由縁があって「思いのまま」と呼ばれるようになったとすれば、神社の場合「一社の故実」という都合の良い言葉があり、つまり「その神社内でだけ通用する規則」のようなもの。

だってそうじゃないですか。境内の木がバカでかくなると、いつしか参拝者たちは「御神木(ごしんぼく)」と呼ぶようになって手を合わせるもんだから、神主も仕方なく必要かなという気になって注連縄(しめなわ)なんか張っちゃうから尚更定着して、あげく「伐ったらバチがあたる」なんてことになり、台風かなんかで建物を破壊することもある。木もその気になっていたかもしれないが、いつか倒れるのだ。梅も然り。

きっと自分は「思いのまま」だと思っている。誰がどう言おうとそうなんだ!一社の故実ってやつだから…。

幟立て

昨日、秋季例大祭の7日前になったので、幟立てを行いました。


昔は、木製の柱を多くの人達の協力で立て、周囲に祭りの開催を告知しました。

現在では、周囲に高い建物が建ち、中々、気づいてもらえないのが、チョット悲しい・・・。

まぁ、金属製の柱に旗を揚げるだけなので、汗水流しませんけどね!