梅便り3/14

当社境内で一番遅咲きの梅「楊貴妃」が開き始めました。いよいよ梅の時期も終盤です。なまめかしく波打つ花びらが名前の由来ではないでしょうか。R0014983 R0014984

梅便り3/12

去年境内デビューした背の低い思いのまま。もともと大きな盆栽だったものを地植えしたせいか、ピンクの部分が混じるだけのボケた状態になりつつあったが、ここ数日でようやくくっきりと咲き分けが。
山茱萸も今が満開。判断基準は花一つ一つの開き具合。R0014972 R0014974 R0014976

梅便り3/9

寒の戻りでしょうか。昨日からまた冬に逆戻り。西日本では今夜降雪の予報も出ているそうです。いよいよ桜の花見情報が巷に流れるようになりましたが、境内の梅は豊後系の賑やかな花が咲き始めて今が最盛期です。社殿脇の満月枝垂れは、まるで幾重にも分かれる滝のようにも見えます。それでもまだ最も遅咲きR0014939の楊貴妃はこらえています。 R0014963 R0014958

梅便り3/4

豊後勞謙、山茱萸、思いのまま。R0014882 R0014883 R0014886一雨毎に春、とは言っても夕べの雨は冷たかったかな。

梅便り2/27

当社で一番株数が多いのは、やはり社紋にもなっている加賀梅です。ようやく見頃になってきました。豊後系の勞謙もほんの少し開いています。今年も花付きが押しくらまんじゅうです。
R0014828社殿脇の満月枝垂れも開き始めました。R0014819R0014827R0014826


山茱萸(さんしゅゆ)

誰もが梅を楽しみに参拝においでになりますが、時期を同じくして出世稲荷社脇の山茱萸も見頃を迎えます。桜や梅は花の割合で何分咲きとか判断しますが、山茱萸の場合は一つの花の開き具合で判断する方が合ってるかと思います。今は、・・・5分咲きといったところでしょうか。R0014777 R0014778

梅便り2/24

昨日の暖かさは5月並とか。梅も一斉に開いて賑やかになってきました。旧社殿前の飛梅も八重咲きの白い花が数個開きました。それでもまだ豊後や楊貴妃は春を疑うかのようにぐっとこらえているみたいです。R0014775 R0014792 R0014780 R0014781 R0014790 R0014796R0014786

梅便り2/22

春一番の話も聞かれるようになり、梅の枝をせわしなく異動して蜜をついばむメジロも心なしか機敏になってきたように見えます。神符授与所前の思いのままは5分先を過ぎたあたりでしょうか。毎日のように梅を楽しみに参拝される方がおいでになります。皆さん、さぞ首が疲れるのではないでしょうか。当社境内の梅は見上げなければなりません。目の高さで見られる梅はほとんどありません。これは9月の例大祭があるからです。境内の出店は約100店前後。この狭い境内で迷子が出るほどひしめきます。そのため、梅だけでなく、ほとんどの樹木は下枝がありません。出店の天幕がぶつからない高さに合わせています。ミズキ科の山茱萸(さんしゅゆ)も普通なら幹の根本付近から上方向に枝を伸ばす木ですが、下枝をはらい、しかも真上に伸びる枝もカットするため、全体がキノコ型になっていきます。
例大祭は年1回。木々にしたら迷惑かもしれませんが、狭い神社で生きる木々の定めとあきらめてもらうしか。R0014297 R0014301 R0014308 R0014311

梅便り2/20外伝 増え続ける梅の品種

ここ数日で境内に数本の梅がデビュー。
境内に自宅があり、自宅周りの庭で梅などを種まきしたり接ぎ木したりして苗から育て、ある程度の丈になったところで境内デビューさせてきた。
接ぎ木とは、台木となる野梅や小梅の幹に守るべき品種の枝を接合して育てる方法で、有名な南高梅などもその方法で守られてきている。
今回デビューしたのは接ぎ木の飛梅と実生の飛梅亜種と加賀。梅は品種を守るため接ぎ木が最善の方法。一方種まきによる実生では変化が起きる。つまり、花には他の様々な梅の花粉も受粉し、そして同じ種族故に拒まない。結実した梅の実には様々な梅の遺伝子が入り込み、発芽して育つうちにその特徴が顕われてくる。

飛梅(とびうめ)は、御祭神菅原道真公の死後、京都の旧私邸の庭より一夜にして墓所である大宰府へ飛び移ったという伝説の梅で、現在も大宰府天満宮社殿前にあり、御祭神の御霊を和ませている。それを接ぎ木して京都の北野天満宮へ植樹。さらに接ぎ木で増やし全国の天満宮、菅原神社などへ。当社も北野天満宮よりいただいたものが境内の旧社殿前右側にある。そして今回、名誉宮司が接ぎ木した飛梅が順調に育ち、旧社殿前左側に。そのために移された真榊は迷惑だったかもしれないが、めでたく飛梅が一対になった。ちなみに台木はなんと李(すもも=プラム)の枝を挿し木して根付かせたもの。

一方飛梅の実から発芽して育った飛梅亜種は、たった5年余りで3mに成長し幹も直径7~8センチ。昨年あたりから開花するようになったが、花の数が多いのと白の八重咲きであることは飛梅の特徴。ただし、新たな性質として、①開花が境内のどの梅よりも早い。②花が小柄で花弁が薄い。③成長が早い。この3つが目立っている。特に開花時期が最も早いのは境内の梅にはない冬至梅(とうじうめ)系の特徴。では近所のどの梅かとつきとめるにも、大気中には盆栽の花粉も飛んでいるのだから不可能。そもそも遠い近いもわからない。
こうして実生による株は新品種となり、つまり私が命名しても差し支えはないが、その特徴を守っていこうとするならば接ぎ木をしていかなくてはならないというわけだ。1月に咲いてしまうから、「薄羽睦月」とでも名付けようか。
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梅便り2/20

今年は構えていたわりに大雪もなく、だいぶ春めいてまいりましたね。鹿児島紅は満開です。加賀も咲きそろってきました。蝶の羽重ねや月影はまだ数えられるくらいです。
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