年に一度の稲荷社初午祭(はつうまさい)は立春後の最初の午の日または2回目の午の日(二の午)に斎行されます。近隣の個人商店や百貨店、また会社や個人住宅など、かつては10箇所以上の稲荷社に奉仕していましたが、現在は数か所まで減少しています。それでも小田急百貨店や仲見世商店会などは、関係者が多数参列して行われています。お供え物にも特色があり、通常のお供えにめざしや油揚げや厚揚げが加わります。
某老人ホームではスタッフ数名が参列して、式後には捧げたお供え物を平等に分け合い、神様が残してくれたお下がりを有難くいただきます。私にも神様のお下がり(撤饌)を分けてくれますので、帰社してから早速いただきます。昆布だしをとり、お揚げの味噌汁にし、タマネギとほうれん草はバターを乗せてレンジでチンし、醤油かポン酢で。めざしを焼いて、ありがたいお下がりのフルコース完成です。これで今年も健康でいられるような気がします。
立春とはいえ寒さはまだ厳しい日々ですが、加賀梅は株によっては開き始めています。もう少し、もう少し、もう来るよ、と梅が態度で示してくれているみたいです。
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梅便り 其の二 令和五年睦月五日
謹賀新年 梅便り 令和五年
梅便り 令和4年睦月
腐海
今更誰がどの国がなどと詮索するのも無駄なこと。新型コロナウイルスという未知の見えない病原体に侵されている地球は、今朝の読売新聞に載っていたナウシカの腐海に覆われた世界。さらにあの物語の中では危機的な世界の国同士の争いが、滑稽で愚かに映し出されていること。まさに今の国際社会は、大国同士がつばぜり合い、しかも自国の中に差別や紛争、民主主義への弾圧、貿易の制裁合戦。そんなことしてる時ではないだろう。今は全てを一旦止めて、仲良しでも、喧嘩仲間でも、なんでもいいから、それができる地球というステージをみんなで清浄に戻すべきではないだろうか。皮肉にも、人間の体には迷惑極まりないコロナウィルスの拡大が、経済活動を鈍化させ、人の移動を制限した結果、地球の汚染が緩和され、空気がきれいになり、人間以外の動植物は生きやすくなっている。
当社は7月1日から昇殿祈願を再開した折、東京の感染経路不明者数が150人を超えた場合に再び祈願を停止すると予告。そして20日足らずであっさり超過。残念と悔しさが入り混じる。
自粛の中、令和二年飯綱山王祭を斎行
新型コロナウイルス収束に向け新しい生活スタイルへの意向が必須となりつつある中、令和二年の飯綱山王祭を粛々と斎行いたしました。本来ならば神社役員に加え招待者40名ほどが参列して式典が斎行され、境内には氏子区域有志による様々な出店があり、神楽殿では和太鼓奉納、バンド演奏、フラダンス、若者と子どもたちのヒップホップダンス、舞踊奉納などが盛りだくさんで催され、当社併祭神の飯綱・日枝両神様には夕方まで賑やかな出し物でお和みいただけたはずでした。本日は皮肉にも抜けるような好天ですが、境内の出店と神楽殿の催しは全て無く、式典参列者もソーシャルディスタンスを確保するため代表者4名に制限いたしました。来年の五月に向け、この悔しさをばねに収束への努力を怠らずに、神社で出来得る新生活スタイルを励行していく気持ちが高まりました。
令和2年節分祭
梅便り 令和2年1月30日
久しぶりの投稿です。
昨年の台風15号、19号では、各地に甚大な被害があり、
あの頃から地球規模の異常気象が体感するように顕著になってきたように思います。
秋冬が変に温かく、伊豆や千葉、群馬などでは、昨年のこぼれ種で
向日葵が咲き、水仙や菜花と一緒に咲き揃ってしまうという事態になっています。
当社でも日本水仙の株の近くでカワラナデシコが咲いてしまうという奇妙な景色があります。経済成長を追いかけてきて、見過ごし、いや無視してきた結果、
次世代に残すべき日本の自然や四季の巡りをきちんとしておけなかったということでしょう。
さて、今年の梅便りは例年と全く違います。
私自身が戸惑うほどに、品種によって咲き始める順番が
これまで積み上げてきたデータを無視したものになっています。
正月の暖かさが梅の蕾に春を嘯(うそぶ)いた結果、
まだどれも1分か2分咲きですが、特に遅い種類を除いては
一斉に咲きほころんできてしまいました。
こんなことは初めてです。
謹賀新年
令和二年が幸多き良き年となりますよう心よりお祈り申し上げます。
梅便り 平成29丁酉歳睦月17日
北からの大寒波と南岸低気圧の影響で日本各地は大雪に見舞われていますが、町田市は関東でも南寄りで、降雪の気配は感じられません。例年なら境内の梅がほころぶまで蠟梅が繋いでいますが、今年は蝋梅と梅の開花が揃ってしまったようです。小梅と蝶の羽重ねも一番花が開き、金子稲荷社の脇は唯一白梅の加賀と紅梅の鹿児島紅の枝が重なっていて、早くも紅白の花が新年の挨拶を交わしているようです。