東北地方が未曾有の大震災に襲われてから今日で6年。依然福島の原発の影響は残り続け、まだまだ復興は遠く感じます。微力ながらも日待ち梅の販売利益を全て支援金として少しずつ送り続け、現在はありがたいことに品切れ状態。近く2000個が納品される予定です。紫外線で色が変化する素材を見つけ、それを当社の梅の形に加工してくれる業者を探して試作品が作れたのは5年も前のことです。その後、広島の豪雨や熊本地震など自然災害が起こりましたが、支援金を分けなかったのは日待ち梅が東北支援のために作ったものだからです。購入していただいた方々より、素材が弱く割れやすいという報告を受けておりましたので、近日納品されるものは少し厚くして強度を高めています。
いよいよ、当社境内で最も遅い梅が開花しました。背の高い「楊貴妃」と実から育てた「豊後しぼり」です。楊貴妃はその名の如く八重の花弁が波打つ妖艶な紅梅です。豊後しぼりは恥ずかしながら私が命名した梅で、一重の花弁は小粒で丸いふくら咲き、わずかに赤い筋も見えます。豊後梅の花に様々な花粉が付いてできた実ですから親は豊後とどなたなのでしょうか。種を守ることも大切ですが、こうして交配されてゆくのもごく自然なことです。来年、この梅が咲く頃、復興はどれくらい進んでいるでしょう。
「花」カテゴリーアーカイブ
2
梅便り 平成29年丁酉歳如月27日
梅便り 平成29年丁酉歳如月18日
梅便り 平成29丁酉歳如月14日
花便り 290205
梅便り 平成29丁酉歳如月5日
梅便り 平成29丁酉歳睦月30日
梅便り 平成29丁酉歳睦月22日
梅便り 平成29年丁酉歳睦月19日
蠟梅は概ね例年通り咲いていますが、梅は季節の変化に敏感なようです。当社には10種類ほどの梅がありますが、今年は1月初旬の温かさで開花が2週間近く早まってしまっています。蠟梅と梅の花が咲き揃うのは初めてではないでしょうか。
当社には2種類の「思いのまま」があります。一つは鳥居脇にあり、まだ植えて数年です。これは市販されている思いのままという品種で、花は八重で一輪すべてが紅梅や白梅だったり、白梅の花弁が一部だけ赤かったりと、色のさしかたが様々です。この梅は遅咲きで、2月初旬頃に咲くと思います。
もう1株は植えて数十年を経て老木になりつつある思いのままで当社の故実による命名です。近隣の信仰者より奉納された時には紅白に咲き分けていましたので、この梅をオリジナルの絵馬にデザインしました。ところが、奉納者が高齢になり参拝もままならなくなるにつれ、不思議なことに咲き分けの色が次第に薄くなっていきました。今は当時の咲き分けの名残が少し観られるくらいです。わずかな色合いの違いがわかるでしょうか。