質問の多いものを掲載しております。その他にご不明な点などございましたら、お気軽にお尋ねください。
のし袋について
参拝の作法や服装などの気をつけるべき点について
礼装で参拝することが理想なのですが、それを義務付けてはおりません。
「神様にお願い事をするのですから、ちょっとそれは勘弁してください。」という範囲の規定があります。
当社では、ご昇殿の際は最低限の装いをお願いしております。
裸足、ショートパンツ、ランニング、ジャージ(運動着)、ミニスカート等はご遠慮ください。
また、ジャージの場合、運動部やチームの必勝祈願は特例として許可しています。
身に着ける物は心を表しますので、神様に失礼の無いよう、ご協力をお願いいたします。
当社では、仏滅や赤口の日の参拝は、なるべく避けるよう申し上げています。
神様の前では「正中(せいちゅう)」という目に見えない真っ直ぐな線があります。
なるべくその線上は、はずして進むと良いと言われます。
ですから、参道もどちらかの端を通り、横切る時は少し頭を下げましょう。
もともとは巫女舞の鈴と同様に清めの意味がありましたが、今は「これから参拝いたしますので、神様見ていてください。」という意味です。つまり神様の注意をひくために鳴らすのです。ですから、お願い事をした後で鳴らすと、神様が聞き損ねるかもしれませんので注意しましょう。
六曜について
日本の神様の中心は「天照皇大神」(あまてらすおおみかみ)で、太陽神です。ですから、太陽が昇っていく午前中が良、沈んでいく午後が不良となります。これに六曜(先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口)が加わり、概ね下の表のようになるかと・・・。
この他に、16節、28宿など細かな振り分けもありますが、そこまで考えると生活できなくなるほど不自由になってしまいますから、当社ではお日様と六曜で参拝に良い日をおすすめしています。
ちなみに、仏教では、友を引いては困るのでお葬式は友引を避けますが、お祝い事の多い神社では、むしろ友を引く方が良いのです。
午前○ | 昼頃△ | 午後× | |
大安 | ◎◎ | ◎ | ○ |
友引 | ◎ | △ | ○ |
先勝 | ◎ | ○ | × |
赤口 | × | △ | ×× |
先負 | × | × | △ |
仏滅 | × | ×× | ××× |
このよくある質問は考え方がさかさまです。
神社が決めたことではなくて、日本の歴史の中で一般国民が神道、仏教、儒教、陰陽道などを混合して、生活に浸透させてきた結果なのです。
つまり民間信仰の俗信と呼ばれる古くからの慣習ですから、これらを大切にしていくのが民社とされる町田天満宮のような神社なのです。
事実、一年間の参拝の統計をとりますと、大安、先勝、友引の参拝者数は8割、仏滅、赤口、先負は2割。仏滅だけではわずか2パーセント以内ですから、やはり俗信は今も生きています。
あるかどうか確実なことは分かりません。ただ確かに言えることは、気分的に良くないということです。
例えば、赤ちゃんの初宮参りの場合、健やかな成長を祈願するなら、やはり万全を期した方がいいと思いませんか?
厄年などは人生の年齢サイクルに不思議と関わっていて、あながち非科学的とも云えないように、六曜と呼ばれる大安や仏滅も人間の生活サイクルに微妙に関わっているのではないでしょうか。
また、地方によっては仏滅に神社へ詣でると世間づきあいをしてもらえないという所もあります。都会ほど俗信は薄れゆく傾向が強いようですが、これを合理性の進歩とするには疑問があります。
特に良くないと思うのは赤ちゃんの初宮参りで、長男、長女の時には好天の大安吉日に、全員が正装し、田舎から両祖父母を招いて会食し、集合写真を撮り、賑やかに盛大にお祝い。ところが次男、次女、更には三男、三女となるうちに、両祖父母を招かないどころか、いつの間にかお日柄のことなど全く気にしなくなっていて、仕事を休める日に普段着で済ませてしまうようになる。忙しいのは分かりますが、生まれた時点から子どもに差があるのは良くありません。「赤ちゃんだから憶えてない」と片付けたら大間違いです。いつか自分の宮参りの写真を見た時、「どうして僕の時はおじいちゃん、おばあちゃんがいないの?」と尋ねられた時、再びごまかすなんて・・・。
初宮参りについて
一般には「お宮参り」と言われます。
新生児が初めて神社に詣でて、国民の仲間入りをしたことを神様に報告し、健康と幸福を祈願します。
男児は生後32日目、女児は生後33日目にお参りする風習がありますが、地域によっては100日など様々な習慣があるようです。
近年では、土曜日曜の日柄の良い日にずらして参拝する場合が最も多く、これに天候や赤ちゃんの体調、参列する両親の父母などの都合、いろいろと加わってきますので、柔軟に予定を決めるのがよろしいでしょう。
初宮参りは新生児が居住する地元の神様に「これからこの子がお世話になりますので、よろしくお願いいたします。」と挨拶することが大切ですから、たとえ地域外の神社で式を受けたとしても、必ず地元神社へ詣でてお参りしましょう。
初宮参りで赤ちゃんにかける「掛け着」は、ご存知のように新生児には大きすぎる着物ですね。これは、その大きな掛け着を普通に着られるくらいにすくすくと成長するよう祈りをこめたものです。
ですから、現在では少なくなりましたが、本来は七五三の折に初宮参りの掛け着を仕立て直して祝い着とし、「掛け着が普通に着られるほど大きくなりました。ありがとうございました。」と、子どもが無事成長したことを神様に感謝申し上げます。
七五三について
七五三の歳の由来は、三歳が男女の「髪置(かみお)きの祝い」とされ、今まで剃っていた髪を伸ばし始めて、赤ちゃんから子どもへの節目の儀式です。
五歳が男児の「袴着(はかまぎ)の祝い」で、初めて袴を着用する儀式です。
七歳は女児の「帯解き(紐解き)の祝い」で、着物の付け紐をやめて帯に替える儀式です。
本来は11月15日にお参りし、子どもの健やかな成長を感謝し、ますます健やかに成長することを祈願する儀礼です。
本来は数え年で行いますが、最近では満年齢で祝う割合が増えています。家の都合で柔軟に決められてよろしいかと思います。
15日にこだわらず、その前後でお日柄と都合の良い日に参拝する傾向が強くなっていますし、お祝い事は早い方が良いという慣習からか、当社でも15日以前に8割程度の方々がおいでになります。
毎年10月から12月まで受け付けます。
当社では、お祝いの子供達が慣れない草履などを履いているため、七五三の時期は土足のまま昇殿できるようにしています。
厄年払いについて
日本には古来から、人生の節目を厄年として忌み慎む慣わしがあります。
その年齢の根拠は古代からのデータに基づくものと考えられ、何らかの災難に遭遇したり、大病をしてしまったり、人生の幸不幸、好不調に不思議と関わっています。
厄年は現代の生活にもあてはまる人生の転換期であり、肉体的にも精神的にも不調に陥りやすい年齢です。一般的には数え歳で、男性は25才、42才、61才、女性は19才、33才、37才とされています。近年は、女性61才の還暦も男女共通で厄年とする場合もありますが、当社では行っておりません。
令和6年(2024年)の厄年
男の厄年
前厄 | 本厄 | 後厄 |
24才 平成13年(2001年)生まれ 巳(へび) |
25才 平成12年(2000年)生まれ 辰(たつ) |
26才 平成11年(1999年)生まれ 卯(うさぎ) |
41才 昭和59年(1984年)生まれ 子(ねずみ) |
42才 昭和58年(1983年)生まれ 亥(いのしし) |
43才 昭和57年(1982年)生まれ 戌(いぬ) |
60才 昭和40年(1965年)生まれ 巳(へび) |
61才 昭和39年(1964年)生まれ 辰(たつ) |
62才 昭和38年(1963年)生まれ 卯(うさぎ) |
女の厄年
前厄 | 本厄 | 後厄 |
18才 平成19年(2007年)生まれ 亥(いのしし) |
19才 平成18年(2006年)生まれ 戌(いぬ) |
20才 平成17年(2005年)生まれ 酉(とり) |
32才 平成5年(1993年)生まれ 酉(とり) |
33才 平成4年(1992年)生まれ 申(さる) |
34才 平成3年(1991年)生まれ 未(ひつじ) |
36才 昭和64年/平成元年 (1988年)生まれ 巳(へび) |
37才 昭和63年(1988年)生まれ 辰(たつ) |
38才 昭和62年(1987年)生まれ 卯(うさぎ) |
その年の誕生日を迎えた時の満年齢に「1」を加えたものが数え年です。
別な方法に言い換えれば、その年の誕生日を迎えている人は満年齢に「1」を加え、誕生日前の人は、今の満年齢に「2」を加えます。
つまり数え年とは、経験年数を表していて、例えば平成26年12月31日に生まれた赤ちゃんは1才。翌日の平成27年元旦には2才となります。いうなれば、たった1日ずつだけれども、平成26年と平成27年の2つの年を経験したという表現の方が分かりやすいかもしれません。
数え年は生まれた時に1才で、年を越したら2才です。
だから新年元旦を迎えたら、みんな仲良く一緒にひとつ年をとりましょう。
交通安全祈願について
車両を所定の場所に置いていただき、社殿での祈願の後、車両を祓い清めます。
ただし、下記のような車の祓いができない日がございますので、あらかじめお問い合わせいただくとよろしいかと存じます。
正月第一週
当社では、車両を社殿に近い場所に置いていただくため、正月の10日前後までは参詣者が多いため、車両を入れることができませんので、年頭に受付開始日を掲示しています。
神社の行事がある日
節分祭、飯綱山王祭、秋季例祭神幸祭、七五三期間の土・日曜日、毎月1日(1月・11月は開催日変更)の骨董市など
安産祈願について
古来より妊娠5ヶ月目の戌の日に腹帯(岩田帯)を巻く儀式が行われていましたが、現在では該当する日に神社に詣でて、安産の祈願を行う儀式になっております。
当社では、祈願の後、神前で清めた岩田帯と安産のお守りを授与しております。
また、最近では病院指定の腹帯を持参する方もおりますので、式の際に神前に捧げてお清めいたします。
お日柄については、戌の日が仏滅にあたるので避けたいと考える方もおり、そんな場合には大安にずらすなど、妊婦の体調も考慮して、柔軟に対応してよろしいかと思います。
お祭りについて
お神輿で氏子区域を巡ることを渡御(とぎょ)といいます。お祭りに際して、神様に地域をご覧になっていただく儀式です。
神輿を激しく揺らすのは、「魂振り(たまふり)」と呼ばれるもので、これによって神様の霊威が高められ、災厄を防ぐことができるという信仰です。
お囃子は「はやしたてる」と言えば分かりやすいと思います。
お祭りは年に一度の神様のお祝いの日で、住民が感謝の気持ちを表して集います。お囃子は遠方までお祭りの開催を知らせて、「もっと集まれ」とはやしたてているのです。
神楽は神話「天の岩戸」で、岩戸にお隠れになってしまった天照大神を岩戸から出すために、アメノウズメノミコトが舞ったのが起源とされています。文字通り神様を慰め楽しませるのが神楽の目的ですから、神楽殿や舞殿は社殿の正面に建てられたり、社殿に向くように建てられたりしています。
授与品について
当社社務所にて、毎日授与しております。(9:30頃~夕方まで)
原則といたしまして、御守り(御神符)は、お宮参りの際に授与するものですので、通信販売のようなシステムはお勧めしておりません。
しかしながら、当社に参内することの出来ない事情をお持ち方のみ、個別に対応させていただいております。
災いは鬼門の方向、つまり北東からやって来ます。
ですから、「鬼」がやって来られないように矢の先を北東に向けて飾ってください。
ただし、家の向きによっては、どの壁に飾っても真っ直ぐ北東には向かない場合もありますよね。その場合は天井に貼り付ければOKではないでしょうか。
それでも災いが来てしまったら、節分で「これでもか!」と鬼を追い出す方法もありますよ。
「病気平癒」は現在の病気が治るようにと願うお守りで、「身体健勝」は現在の健康を保てるよう願うお守りです。
つまり「早く病気が治りますように」と「ずっと健康でいられますように」の違いです。
神様たちは皆寛大です。
決して喧嘩などしませんからご安心ください。
神社の式には必ず終了後に「直会(なおらい)」という儀式があります。
これは式を受ける際に行われる祓いによって、神様の前に参列するのにふさわしい清らかな体になり、式を終えると人間はその体のままでは生活できないため、神前に供えられたお神酒を飲むことで、いわゆる「聖」から「俗」へと戻します。
この直会の儀式を簡素化したものがお神酒の授与であり、したがって、いただいたお神酒は必ず有難く飲みましょう。
アルコールが苦手な方や未成年の場合には、料理に使うなどして体に入れましょう。
お焚き上げについて
当社では、古いお札や御守りを納める施設を境内に常設していませんので、参集殿で職員に預けてください。
概ね9時頃から夕方5時頃までは、通年開いています。
納める目安としては、赤ちゃんのお宮参りや七五三のお札は概ね1年くらい経過してから。お正月の祈願木札などは暮れか翌年の正月に。厄年祓いのお札は年明け。病気平癒や必勝祈願、学業成就、旅行安全など短期間の成就を願ったお札や御守りは、結果が出た時点で納めると良いでしょう。
12月25日から特設の納札所を置きますが、地球環境保全の意味から、納められても処理に困るものが年々増加しています。
また、お寺で受けたものはお寺へお返ししてください。
○納められるもの
神社で受けたお札や御守り類
×納められないもの
ぬいぐるみ、人形、のし袋、封筒、葉書、金属、プラスチック、ビニール類
×達磨(だるま)
達磨和尚という僧侶を模ったものですからお寺に返すものです。
当社では1月14日に行います。
元々自治体の行事でしたから、田畑や辻などで行っていましたが、場所がなくなったために当社境内を貸すようになり、いつしか境内の行事のようになっています。
お正月飾りだけを燃やす目的で行われてきましたが、暮れに納め忘れた御札なども焚きあげるようになるなどルーズになってきています。
俗に言う「人形供養」という言葉は、仏教用語です。
雛人形と五月人形を含む人形・ぬいぐるみ等について、当社では焼却できないためお預かりすることはできません。