梅便り 令和2年1月30日

久しぶりの投稿です。
昨年の台風15号、19号では、各地に甚大な被害があり、
あの頃から地球規模の異常気象が体感するように顕著になってきたように思います。
秋冬が変に温かく、伊豆や千葉、群馬などでは、昨年のこぼれ種で
向日葵が咲き、水仙や菜花と一緒に咲き揃ってしまうという事態になっています。
当社でも日本水仙の株の近くでカワラナデシコが咲いてしまうという奇妙な景色があります。経済成長を追いかけてきて、見過ごし、いや無視してきた結果、
次世代に残すべき日本の自然や四季の巡りをきちんとしておけなかったということでしょう。
さて、今年の梅便りは例年と全く違います。
私自身が戸惑うほどに、品種によって咲き始める順番が
これまで積み上げてきたデータを無視したものになっています。
正月の暖かさが梅の蕾に春を嘯(うそぶ)いた結果、
まだどれも1分か2分咲きですが、特に遅い種類を除いては
一斉に咲きほころんできてしまいました。
こんなことは初めてです。

上の左から、鹿児島紅、飛梅亜種「薄羽睦月」、冬至梅系加賀
下段左から、白加賀、小梅、思いのまま(鶯宿)