毎年この時期は地元中学の生徒が市内の店舗や事業所で仕事をする職場体験が5日間実施されます。当社でも毎年5人ほど受け入れています。今年は女の子5人。裏方の様々な仕事をしてもらいました。今日は宮神輿の掃除。埃を取り去ってピカピカになった宮神輿は浅草の専門業者にお願いして、久しぶりの大修理のため明日から何ヶ月か預けることになっています。綺麗にして引き渡せるのは気持ちが良いものです。グッドタイミングでした。
「祭」カテゴリーアーカイブ
一番梅と茅の輪製作
秋季例大祭迫る
酷暑の盛夏を過ぎたものの、まるで梅雨が戻ってきたようなすっきりしない天候が多いように感じます。世界陸上ではスポーツが平和の象徴とばかりに盛り上がりを見せる一方で、打開策の見えないイスラム圏の情勢、韓国と北朝鮮間の緊迫など世界は不安定です。多国と国境を接しない島国の平和ボケ日本と言われようが、不完全ながらも治安がよく、衣食住に不自由のないこの国の平和をひたすら祈るばかりです。
さて、当社秋季例大祭は9月26日(土)27日(日)に斎行されます。初日の式典は10時より。式後は「町田天神太鼓」の和太鼓奉納、夕方からは「国指定無形文化財稲城山本社中の里神楽」も奉納されます。二日目は宮神輿が原町田の氏子区域を一日かけて巡る神幸祭。担ぎ手は各町内会の揃い半纏を着て奉仕します。お囃子は二日間「小野路囃子連」が奉仕致します。
茅の輪作り
飯綱山王祭
5月17日(日)、飯綱山王祭斎行。17年前から「村祭り」をコンセプトに斎行されてきましたが、なかなか思うように盛り上がらず難儀しています。
出演者は幼い子からお年寄りまで様々で、天神太鼓の奉納和太鼓、地元のオヤジバンド「パパロック」のベンチャーズサウンド、「劇団ノルテぶんちゃかバンド」の歌劇「町田は良い町だ」、「ファンクションファミリー」のヒップホップダンス、町田育ちの演歌歌手「今西亜美ちゃん」、「地元各流派の奉納舞踊」などは、すっかり馴染んできた常連。これに去年から参加している本場古典フラダンスの「ラウレアフラスタジオ」や今年初参加のバンド「宗’sBOX」、「さるびあ亭かーこ。」の紙芝居。蒸し暑いほどの好天に恵まれ、ワイワイ賑やかに飯綱様と日枝の神様に御楽しみいただきました。
梅便り2/22
春一番の話も聞かれるようになり、梅の枝をせわしなく異動して蜜をついばむメジロも心なしか機敏になってきたように見えます。神符授与所前の思いのままは5分先を過ぎたあたりでしょうか。毎日のように梅を楽しみに参拝される方がおいでになります。皆さん、さぞ首が疲れるのではないでしょうか。当社境内の梅は見上げなければなりません。目の高さで見られる梅はほとんどありません。これは9月の例大祭があるからです。境内の出店は約100店前後。この狭い境内で迷子が出るほどひしめきます。そのため、梅だけでなく、ほとんどの樹木は下枝がありません。出店の天幕がぶつからない高さに合わせています。ミズキ科の山茱萸(さんしゅゆ)も普通なら幹の根本付近から上方向に枝を伸ばす木ですが、下枝をはらい、しかも真上に伸びる枝もカットするため、全体がキノコ型になっていきます。
例大祭は年1回。木々にしたら迷惑かもしれませんが、狭い神社で生きる木々の定めとあきらめてもらうしか。
節分祭斎行
1/21 太子講例祭
正確には「町田聖徳太子奉賛会」。計算の神様としても名高い聖徳太子は、全国的にも明治の末から大正初期の法隆寺再興に際して奉賛会が結成されています。指金(さしがね)などを扱って仕事をする大工を始め、畳職人、建具屋などが信仰する講と呼ばれる組織です。史実によれば、木の切り口に充てるだけで何枚の板がとれるかどうかを即座に割り出せる指金という道具は聖徳太子が大陸から導入したと伝えられています。
当社では毎年正月の21日に旧社殿で例祭を斎行されます。町田の太子講については詳細不明ですが、今も50戸近い会員がいます。時の流れと共に職人の組織も変わり、道具も進歩しているとしても、日々の安全や健康を願う気持ちは変わらないはずです。根本にあるべき精神を守り続ける限りは、講組織の継続は日本人の心を守ることにも通じると考えます。
平成26年大晦日 師走の大はらへと茅の輪神事斎行
平成26年も終わろうとしています。小保方さんや佐村河内氏、野々村議員の号泣会見など残念なニュースや、2月の大雪、広島の豪雨、御嶽山の噴火、さらにはアメリカ全土の寒波など、自然災害も多かったように思います。また、アルカイダに続きイスラム国の脅威など、日本というお国柄、どうして宗教で悲惨な殺戮にまで及ぶのか理解し難いことも起こっています。
穏やかな新年を迎えて、どうか世界中の人々が幸せに暮らすことのできる地球になるよう祈るばかりです。
本日、5時より師走の大はらへと茅の輪神事が厳粛に斎行されました。
100名近くの方々の参列のもと、社殿で大祓詞が奏上され、静かに茅の輪をくぐり、人型を燃やし、燃え上がる炎に1年の感謝と来たる平成27年の多幸を祈りました。
火の粉舞う空には明るい月。この時期には珍しく南風。日本海側に大雪を降らせている低気圧に流れ込む風です。どうか来年は災害の少ない1年でありますよう。