世間が桜の開花でわくわくしてきたこの時期、梅の花は概ね終わって可愛らしい実が膨らみ始めています。手水舎裏の塒出錦はひと花で二~三個の実をつけます。花ひとつに雌しべが1本というわけではないようです。毎年たくさんのライスボール型の実をつけますが、渋味が強くて利用はできません。
「草木」カテゴリーアーカイブ
草木便り 平成29丁酉歳弥生28日
草木便り 平成29丁酉歳弥生20日 箱根空木の憂鬱
桜もいよいよ開花の予報日が迫り、待ち焦がれた春本番です。小さな富士桜が1本しかない当社境内ですが、枯れ木のように眠っていた木々の新芽が水瑞しく吹きだして春を知らせてくれます。3年前に鳥居前の階段脇に植えた箱根空木(ハコネウツギ)も目覚めたように芽吹き始めました。ただし残念なのは、紅白の花が咲き分けて美しいコントラストを魅せるハコネウツギですが、東北出身のかたがタニウツギと間違えてし
まうことです。タニウツギは全体が薄紫で、東北、特に山形県地方ではお葬式で骨拾いに使う箸の素材にしたりするため、墓地に植えられるウツギで、別名「葬式花」や「死人花」と呼ばれるそうです。遠くから見ると当社のハコネウツギがタニウツギに見えてしまうのか、それともその類のウツギを一括りで縁起が悪いとしているのか、勘違いから境内にふさわしくないと言ってくださる方もいらっしゃいます。私の好きな花ですから、よくご覧になって愛でていただきたいものです。
花便り 290205
梅便り 平成29年丁酉歳睦月19日
蠟梅は概ね例年通り咲いていますが、梅は季節の変化に敏感なようです。当社には10種類ほどの梅がありますが、今年は1月初旬の温かさで開花が2週間近く早まってしまっています。蠟梅と梅の花が咲き揃うのは初めてではないでしょうか。
当社には2種類の「思いのまま」があります。一つは鳥居脇にあり、まだ植えて数年です。これは市販されている思いのままという品種で、花は八重で一輪すべてが紅梅や白梅だったり、白梅の花弁が一部だけ赤かったりと、色のさしかたが様々です。この梅は遅咲きで、2月初旬頃に咲くと思います。
もう1株は植えて数十年を経て老木になりつつある思いのままで当社の故実による命名です。近隣の信仰者より奉納された時には紅白に咲き分けていましたので、この梅をオリジナルの絵馬にデザインしました。ところが、奉納者が高齢になり参拝もままならなくなるにつれ、不思議なことに咲き分けの色が次第に薄くなっていきました。今は当時の咲き分けの名残が少し観られるくらいです。わずかな色合いの違いがわかるでしょうか。
草木便り 卯月17日
東北の震災からまる5年が過ぎ、もどかしいほどに復興は進んでいません。支援のために販売している日待ち梅もあとわずか。完売したら残りの30万円を陸前高田市に送ろうと考えていましたが、やはりまる5年を迎えた3月は好調に売れましたが、それもなかなか長続きせず、とりあえず20万円を送金しようと思います。
当社では次なる支援を模索中でした。国内でも続けている人が少ない「馬搬(ばはん)」という職種があります。岩手県で切られた間伐材を単純なものに加工して販売しようかと思案しておりました。ところが、今度は熊本で大地震。日本は自然災害のテンポが早過ぎます。日待ち梅は東北のためのものですから継続しますが、熊本へも心が向かうのは仕方のないことです。ハード面の東北の復興状況はまだ3割程度。故郷から離れて戻れない人は20万人。すぐに熊本へ心をチェンジすることなんてできませんよね。
明け方からの強風と雨は台風並みでした。菊桃が盛期でしたが花弁はかなり叩き落されています。自然は情け無用です。
草木便り 弥生20日
草木便り 弥生18日
草木便り 弥生8日
当社の梅は概ねキノコ型です。秋の大祭には100店ほどの夜店が出るため下枝は払います。素人である我々が手入れをするため上に伸びる枝は伐ります。するとキノコ型になっていきます。稲荷社脇の山茱萸(サンシュユ)も、本来は幹の根元からたくさんの枝を出し、通常なら外観はロウソクの炎の形みたいになりますが、梅同様に手入れするためキノコ型になっています。秋祭りで夜店の屋根が当たれば、かわいそうだけど枝を伐ります。
ミズキ科の山茱萸は秋にグミのような赤い実をつけます。これで作った果実酒は薬効があるとされていますが、決して美味しいとは言えません。美味しくないです。花は今が盛期で、よくよく見るとなんともコミカルな形です。この時期は
しばしお稲荷さんは梅と山茱萸を左右に見ながらお和みいただきます。














