あるかどうか確実なことは分かりません。ただ確かに言えることは、気分的に良くないということです。
例えば、赤ちゃんの初宮参りの場合、健やかな成長を祈願するなら、やはり万全を期した方がいいと思いませんか?
厄年などは人生の年齢サイクルに不思議と関わっていて、あながち非科学的とも云えないように、六曜と呼ばれる大安や仏滅も人間の生活サイクルに微妙に関わっているのではないでしょうか。
また、地方によっては仏滅に神社へ詣でると世間づきあいをしてもらえないという所もあります。都会ほど俗信は薄れゆく傾向が強いようですが、これを合理性の進歩とするには疑問があります。
特に良くないと思うのは赤ちゃんの初宮参りで、長男、長女の時には好天の大安吉日に、全員が正装し、田舎から両祖父母を招いて会食し、集合写真を撮り、賑やかに盛大にお祝い。ところが次男、次女、更には三男、三女となるうちに、両祖父母を招かないどころか、いつの間にかお日柄のことなど全く気にしなくなっていて、仕事を休める日に普段着で済ませてしまうようになる。忙しいのは分かりますが、生まれた時点から子どもに差があるのは良くありません。「赤ちゃんだから憶えてない」と片付けたら大間違いです。いつか自分の宮参りの写真を見た時、「どうして僕の時はおじいちゃん、おばあちゃんがいないの?」と尋ねられた時、再びごまかすなんて・・・。